'12/5/4
瀬戸内の歴史絵巻よみがえる
2012ひろしまフラワーフェスティバル(FF)が開幕した3日、花の総合パレードが広島市中区の平和大通り沿道を沸かせた。
江戸期に瀬戸内を通った朝鮮通信使の行列が、花の総合パレードでよみがえった。韓国の楽団、在日韓国人、通信使が立ち寄った呉市下蒲刈町の住民たち総勢380人が、日韓の平和外交の様子をけんらんに再現した。
韓国の京畿道国楽団がアリランを響かせて先導。跳びはねながら太鼓とかねで軽快なリズムを刻む伝統芸能のサムルノリの一団もやって来た。在日本大韓民国青年会広島県地方本部のメンバーだ。
通信使は1607〜1811年に計12回、日本を訪れた使節団。江戸に向かう道中、呉市下蒲刈町など各地で交流を深めた。サムルノリを披露した高昌大(コチャンデ)さん(23)=佐伯区=は「在日韓国人について知らない若者は多い。行列を機に韓国の歴史に興味を持ってほしい」と願っていた。
【写真説明】チマ・チョゴリなど色鮮やかな衣装をまとい、平和大通りを練り歩く朝鮮通信使の再現行列(撮影・高橋洋史)