◇新日本プロレス レスリングどんたく
両手を広げるレインメーカーポーズで後藤に襲いかかるオカダ・カズチカ=福岡国際センターで
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▽3日▽福岡国際センター▽観衆6500人(超満員)
オカダ・カズチカ(24)が後藤洋央紀(32)を破ってIWGPヘビー級王座2度目の防衛に成功した。オカダは先輩の後藤を場外戦に引き込むなど完全に格下扱い。最後はレインメーカー(近距離ラリアット)で半失神に追い込み、3カウントを奪った。次の挑戦者には前王者の棚橋弘至(35)が名乗りを上げ、リターンマッチが決定的。6月16日の大阪大会で実現が濃厚となった。
新怪物・オカダの成長はとどまるところをしらない。IWGPヘビー級王座の下部タイトルであるインターコンチネンタル王者で、4月のトーナメント「ニュージャパンカップ」優勝者の後藤をKO。昨年まで存在すらほとんど知られていなかったが、1月にメキシコ修業から帰国して以来、無敵の快進撃を続けている。
通算6度目の挑戦となった後藤の攻めは重量感たっぷりで、「もう後がない」という気迫が乗り移っていた。オカダのフィニッシュパターンであるレインメーカーを頭突きなどで2度阻止した。だが、191センチ、107キロの鋼のような体に抜群のスタミナを備えたオカダは動じない。変型ネックブリーカーのDIDで相手の動きを止めた後、完璧なタイミングで3度目を決め、後藤を吹っ飛ばした。
「レインメーカー」とは「金の雨を降らせる男」の意味。入場時にはお札を模した無数の紙が会場を舞った。「(勝った感想は)特にありません。今一番勢いのある挑戦者って、あんなもんスか。後藤さん、もっと頑張ってください」と、8歳上の先輩に言いたい放題。挑戦を表明した棚橋にも「棚橋! IWGPは遠いぞ」と、帰国直後に棚橋に挑戦を迫ったときに言われた言葉をそのまま返した。棚橋を連破すれば、もう挑戦者は見当たらない。オカダは「新日本のエース」の座に王手をかけた。 (大西洋和)
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