群馬・関越道大型バス事故 死亡した乗客7人のうち2人の身元確認
群馬・藤岡市の関越自動車道藤岡ジャンクション付近で、29日朝早く、東京ディズニーランドに向かっていた大型バスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡、2人が重体、37人が重軽傷を負った。バスの運転手は、「居眠り運転をしてしまった」と話しているという。
午前4時40分ごろ、藤岡市の関越自動車道上り・藤岡ジャンクション付近で、大型バスが防音壁に衝突した。
バスは、前方のタイヤがめり込んでいて、窓ガラス、さらには、天井部分などの内部が削り取られたようになっていた。
かなりの衝撃で、道路の横の壁にぶつかったのがわかる。
警察によると、バスには乗客45人と43歳の運転手が乗っていたが、乗客7人が死亡し、このうち2人は、家族3人と一緒に乗っていた石川・金沢市の木沢正弘さん(50)と、富山・高岡市のアルバイト・林 郁子さん(50)と確認された。
さらに、乗客2人が重体、11人が重傷、残りの25人が軽傷を負い、運転手も内臓破裂の重傷となっている。
事故を起こしたバスは、28日夜に石川・金沢市を出発し、新宿駅と東京駅を経由して、東京ディズニーランドに向かう予定だった。
運転手は警察に対し、「居眠りをしてしまった」と話しているほか、現場の高速道路は見通しのいい直線で、ブレーキ痕もないことから、警察は、居眠り運転による単独事故とみている。
警察は、運転手のけがの回復を待って、自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕する方針。