■ 駐中国米大使「行動、間違いなかった」
アメリカ国内で国務省の対応を疑問視する声が高まる中、アメリカのロック駐中国大使が3日インタビューに応じ、自分たちが取った行動は間違いではなかったと話しました。
「我々は“ミッション・インポッシブル”を決行し、陳氏を大使館まで連れてきて、そのうえで必要な医療的措置を施しました」(アメリカ ロック駐中国大使) ロック大使は先月26日に陳氏が北京に到着したとの連絡を受けた際の行動を映画のタイトルにひっかけ「ミッション・インポッシブル(考えられない作戦)」と表現し、極秘で大使館に連れてきたと明らかにしました。その上で、陳氏が大使館にいた際はアメリカへの亡命を求めていなかったと強調、陳氏の意向を受けて中国政府側と「生活費や学費の提供」などで合意し、本人の意思で大使館を離れたと釈明しました。今回の混乱の背景について陳氏が心変わりしたと指摘。今後の陳氏の真意を探るため、面談を続けると話しました。 「陳氏の処遇の対応にあたる一方、中国と幅広い関係を作っていきます」(アメリカ国務省 カーニー報道官) また、カーニー報道官も今回の陳氏の処遇についてオバマ大統領にも報告されていると述べたうえで、中国側に対しては米中関係全般に悪影響を与えないよう釘をさしました。(04日04:43)
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