現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. ライフ
  3. デジタル
  4. 携帯電話
  5. 記事
2012年5月3日17時59分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

音楽有料配信、スマホで低迷 CD店は盛り返し好機

写真:店内でライブ演奏をする歌手の平賀さち枝さん(左)=東京都新宿区のタワーレコード新宿店拡大店内でライブ演奏をする歌手の平賀さち枝さん(左)=東京都新宿区のタワーレコード新宿店

図:音楽配信の総額は減っている拡大音楽配信の総額は減っている

 音楽をダウンロードして携帯電話などで聴ける有料配信ビジネスが伸び悩んでいる。業界関係者によるとスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)の急増が原因にあるという。これを機に音楽ファンを取り戻そうと、同じく不振に悩むCD店は持ち前の音楽の知識や情報を活用して顧客獲得に乗り出している。

 「『着うた』? 昨年末に携帯電話をスマホに替えてから使わなくなった。80曲くらいダウンロードしたんですけどね」。東京・新宿のCD店にいた大学生、阿部優子さん(19)はそう話した。

 楽曲の一部をダウンロードして携帯電話の着信音に設定できる「着うた」と、1曲丸ごとが対象になる「着うたフル」は、2002年以降に数社がサービスを開始。若年層への携帯電話の普及を下支えし、若者のCD離れに拍車をかけた一因と指摘されている。

 だが、日本レコード協会の統計によると、着うたをはじめとする「携帯電話向け有料音楽配信」の売上高は、08年には前年比17%増で800億円近くに達したが、09年に減り始め、11年は同22%減の583億円と落ち込んだ。iPhone(アイフォーン)などアップル製品や、アンドロイドOS(基本ソフト)で動くスマホ向けを含む「インターネット向け配信」は増加傾向にあり、11年には125億円の売り上げがあったが、携帯電話向け配信の減り幅を埋め切れていない。

購読されている方は、続きをご覧いただけます

検索フォーム

おすすめリンク

ヘヴィ・メタルを体現するバンド、アイアン・メイデンの魅力がつまった1枚!

バッテリー不足とサヨナラ!備えあれば憂いなし

石川遼、島田紳助など…芸能界のホットな話題をざっくばらんに綴る。

教育のあり方を決めるのは子どもや保護者――橋下流教育改革の姿に迫る。

関電による今夏の電力需給の見積もりについて、広瀬隆氏は疑問を呈する…。

誇張や巧妙なごまかし…いま加入している保険、あなたは理解できてる?


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

クラウド・コンピューティング特集

新たなIT時代を読み解くキーワード「クラウド」を理解するには?