泊原発3号機:5日に停止で国内稼働ゼロに 42年ぶり

毎日新聞 2012年05月03日 22時34分(最終更新 05月04日 00時14分)

北海道電力泊原子力発電所3号機=北海道泊村沖上空で2011年8月19日、本社チャーター機から平田明浩撮影
北海道電力泊原子力発電所3号機=北海道泊村沖上空で2011年8月19日、本社チャーター機から平田明浩撮影

 国内の原発50基の中で唯一、運転している北海道電力泊原発3号機(北海道泊村、出力91.2万キロワット)が5日夜、定期検査のため停止する。国内の原発がすべて止まるのは70年、当時2基しかなかった原発が検査のため同時停止して以来42年ぶり。政府は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたい考えだが、周辺自治体の理解を得られるめどは立っていない。電力需要の高まる夏を「原発ゼロ」で迎える可能性も出ている。

 北電によると、泊3号機は検査に向け、4月28日から徐々に出力を落としてきた。5日午後5時ごろ、核分裂を抑えるための制御棒を原子炉に入れ始め、同11時ごろ発電を止める。6日午前2時ごろ制御棒の挿入を終え、原子炉が停止。7日午後、炉内の水温が100度未満に下がる冷温停止状態になる見通しだ。

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