Google Chromeとは、Google社が提供するウェブブラウザの名称である。
現在、Windows版・Mac OS X版・Linux版が公開されている。
最新安定版は18.0.1025.162、ベータ版は19.0.1084.30、開発版は 20.0.1115.1である。
概要
Google ChromeはGoogle社がオープンソースで開発されているウェブブラウザ「Chromium (http://www.chromium.org/)」のソースコードを元に開発したウェブブラウザである。
Googleの商標や自動更新機能等が追加されており、Googleが開発したソースコードは主にBSDライセンスが適用されている。
北米では2008年9月2日に、日本では翌日3日にβ版が公開され、安定版は同年12月12日に公開された。
最初のリリースの翌日で、ウェブブラウザシェアの1%近くを獲得し、アメリカでは1週間で200万人がダウンロードしたとされている。
2010年5月25日にMac OS X版とLinux版の安定版が公開された。
Google Chromeは独自のJavaScriptエンジン「Google V8 JavaScript Engine」を採用しており、高速なウェブブラウジングが可能となっている。実際、各種ベンチマークでは他の競合ブラウザを圧倒する性能をたたき出している(同様の高速化処理を施したFirefoxの次世代バージョンとの比較はまだされていない模様)。
Chromeは高速化のために、物理メモリスペースを多く占有する方式をとっているため、メモリの少ないPCでは上手く高速化出来なかったり、メモリリークが起きたりすることがあるため、注意が必要である。
また、標準でGoogle GearsやMozilla Prismにも対応しており、ウェブ上で動作するアプリケーションを普通のアプリケーションのように利用することができるようになっている。Google社はウェブのプラットフォーム化を推し進めようとしているようだ。これは、Netscape社の「ウェブブラウザはOSの代わりになる」という考え方と似ている。
現在ではChrome ウェブストアからGoogle Chrome上で動作するアプリやゲームがダウンロードできる。
レンダリングエンジンにはApple社のWebKit (KHTML)が採用されている。
自動更新機能があり、最新版が自動でダウンロード・インストールされる。
更新はGoogle Chromeを実行中にバックグラウンドで行われ、Google Chromeを再起動した時に適用される。
これによりセキュリティホールの迅速な修正を可能としている。
バージョン2.0からはFirefoxのGreasemonkey機能にあたる、ユーザスクリプト機能が実装された。これはFirefoxのGreasemonkeyも一部を除き動作させることが出来る。
Google Chrome 4.0.249.22以降については、起動時に必要であったオプションが無くてもクリックするだけで拡張機能であるかのようにインストールできるようになっている。それに伴いスクリプトが動くよう特定のディレクトリに放り込む従来の方法は使えなくなっている。
バージョン4.0からはGoogleアカウントを用いたブックマーク同期の機能などが実装されたほか、拡張機能(エクステンション)をサポートしている。
Googleのサービス関連のもののほか、FacebookやTwitterなどのSNSや、動画をダウンロードする機能などニコニコ動画に関するものもある。これらは現在はChrome ウェブストアからダウンロードすることが出来る。
拡張機能はインストール後、Chromeを再起動すること無く、すぐに使うことが出来る。
また、Adobe Flash Playerプラグインが内部に統合されており、Flash PlayerプラグインのアップデートもGoogle Chromeの自動更新を通じて自動で行われる。
しかし、この内蔵されたFlashプラグインは不具合が多く、現在でも未解決であるものが多い。
ニコニコ動画関連では、ニコニコ動画に限らずFlashコンテンツ内で日本語入力が出来なくなるという問題が起こることがある。これにより、コメント記入欄に日本語記入が出来なくなるという不具合が起こることがある。 (下記参照)
最新開発版のユーザーエージェントは以下のとおり。
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/536.9 (KHTML, like Gecko) Chrome/20.0.1115.1 Safari/536.9
他社との競合
長年、Google社はMicrosoft社をライバルとしていないと思われてきた。Google社もそれを否定している。しかし、Google ChromeはMicrosoft社のInternet Explorerからシェアを奪うことが明確に期待されている。Microsoft社が開発しているInternet Explorerの次世代バージョンは大幅に高速化・機能強化が施されたものであり、今後、Google Chromeとの間で激しいシェア争いが繰り広げられることが予想される。
一方でGoogle社はMozilla社とは良好な関係にある(Google社はMozilla社に多額の出資を行っており、Mozilla Firefoxのデフォルトの検索エンジンはGoogleである)。しかしGoogle ChromeによってMozilla社とも競合することになってしまった。ただし少なくとも2013年までは前述の出資が続けられることが決まっているので、両社の関係が今すぐに変化する、ということは無さそうだ。
テーマ
2009年10月にはけいおん!と初音ミクのテーマが作成・公開された。前者はもちろんコンテンツホルダー公認である。
ダウンロードページは以下。(Google Chrome専用)
派生ブラウザ
CoolNovo
Google chromeにマウスジェスチャ等の機能を追加し、他のブラウザにより近づいている形となっている。
SRWare Iron
RockMelt
twitterを始めとしたソーシャル系の機能を両端のバーに備える。現在、ベータ版。ダウンロードにはFacebookアカウントが必要。
Comodo Dragon
正直あまり変わらない。
Flock(Ver.3 から)
twitterを始めとしたソーシャル系の機能を右端のサイドパネルに備える。
ニコニコ動画内における注意
全般
Google Chromeはニコニコ大百科を除いては推奨環境に指定されていないため、ニコニコ動画を見る上で不具合がおこることがある。
また、Google Chromeは他のブラウザと違い、Flash Playerプラグインが内部に統合されている。
前述の通りこの内蔵されたFlashプラグインには不具合が多く、これに起因してニコニコ動画内でも不具合が起こることがある。
確認されているものでは以下のものがある
- Google Chrome 9.0.597.84~9.0.597.94で、統合されているAdobe Flash Playerプラグイン(10.1.103.22~10.2.154.12)を使用すると、ニコニコ動画に限らず、Flashコンテンツ内で日本語入力が出来なくなるという問題がある。
この場合、日本語入力を行うには下記の手順でプラグインの切り替えを行う必要がある。→この問題は最新版9.0.597.98で修正されたので、アップデートを行う事で日本語入力が可能になる。
ニコニコ動画
以前はマイリストの追加に不具合があったが、現在は改善されている。
ニコニコ生放送
Google Chromeでニコニコ生放送を視聴した場合、このような不具合が出ることがある。
この症状はページ更新で修復するが、一定時間が経つとまたこの症状が発生する。
視聴には問題ないが…。
Flashコンテンツへ日本語入力(かな入力)が出来ない問題への対処法
前述のバージョン9.0.597.84等でFlashコンテンツ内(ニコニコ動画の再生ページのコメント記入欄等)に日本語入力(かな入力)が出来ない問題は、Google Chromeに内蔵されているFlashプラグインを使用していると起こるため、下記手順でFlashプラグインを切り替えれば日本語入力が出来るようになる。
- (Flashプラグインの更新・インストールが必要な場合には)他のブラウザ等でAdobeFlashPlayerプラグインをダウンロードし、インストールする。http://www.adobe.com/go/getflash_jp/
- (2と3どちらか)Google Chromeの右上「Google Chromeの設定」ボタンからオプション画面を開き、「高度な設定」タブを選択。「プライバシー」欄の「コンテンツの設定」ボタンからコンテンツの設定画面を開き、「プラグイン欄」の「プラグインを個別に無効にする...」をクリックし、「プラグイン」ページを開く。
- (2と3どちらか)あるいはアドレスバーに「chrome://plugins/」と入力し、移動。
- 「プラグイン」ページの右上、「詳細」をクリック。
- 「Flash (2 files)」という項目を見つける。大体1番上か2番目ぐらいにあるはず。
- Google Chromeが認識している2つのFlashプラグインが表示されているはず。「場所:」に「/Google/Chrome/」が含まれているのがGoogle Chromeに内蔵されているFlashプラグインで、「/Windows/」が含まれているのが別途インストールされているFlashプラグイン(大概は上が内蔵、下が別途)。内蔵されている方の「無効にする」をクリック。別途インストールされている方が有効になっていることを確認。
- Google Chromeを再起動
関連動画
外部リンク
関連項目
- CoolNovo
- SRWare Iron
- Comodo Dragon
- Flock
- Mozilla
- Microsoft
- InternetExplorer
- Ajax
- ブラウザ
- Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク)
http://dic.nicomoba.jp/k/a/google%20chrome
読み:グーグルクローム
初版作成日: 08/09/02 18:48 ◆ 最終更新日: 12/04/25 16:06
編集内容についての説明/コメント: バージョン更新
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