テーマ:ネットでの人間関係を可視化してネットいじめを防止する
ネットいじめの主な原因として
1:書き言葉の持つ力に対する無知
10代や思春期前の子供の大半は、言葉や行動が被害者に及ぼす影響を余り自覚していません。
多くの子供は、このような行動を単なる「からかい感覚」で始めます。
軽い気持ちで始めた行為が雪だるま式に膨れ上がり、最終的にはコントロールできなくなって「ネットいじめ」へと発展します。
2:匿名性と万能感
日本のソーシャルメディアの大きな特徴として、「匿名性」があげられます。
ソーシャルメディアを使用することで、自分の身元を隠したり、他人に成りすましたりして、簡単に相手を攻撃することができます。
また、匿名性という要素によって、権力意識やコントロール感が生まれ、攻撃がエスカレートしていきます。
3:嫉妬や恨み、仕返し
いじめの根本的な原因は、ネットでもリアルでも大差はありません。
物理的ないじめと同様に、嫉妬、恨み、仕返しがネットいじめの主な原因です。
その結果どうなるか……ネットいじめの主な影響
引きこもる:被害者は人付き合いを避け、ひとりぼっちになり、常におびえて不安な様子を見せます。
罪悪感:被害者は、自分が罰を与えられるようなことをしたと感じ、罪の意識を持ちます。
屈辱感:被害者は、仮想世界だけでなく、実社会でも屈辱感を感じるようになります。
怒り:度重なるいじめは、家庭での怒りや攻撃的行動を引き起こします。被害者が、面識のないいじめっ子に不満を抱いているためです。
緊張:普通の生活が崩壊し、被害者は重度のストレスを受けます。
気分の落ち込み:被害者はうつ状態になり、神経衰弱に苦しみます。
ネットいじめから身を守ると同時に、ネットいじめの被害者を生まないようにするには、どうすればよいか。
アメブロに当てはめて要約すれば、以下のような感じです。
1:現実で知り合いではない人と友だちになったり、チャットしたりしない。
2:新たな嫌がらせの材料を与えないよう、オンライン上でも礼儀とプライバシーを守る。
3:いじめに絶対に反応しない。
4:いじめられた場合は、そのページのスクリーンショットをウェブ魚拓などで撮り記録を残す。
5:アメンバー、読者登録などいじめっ子が関与しているアカウントを削除し、ネット上の迷惑行為を訴える。場合によっては、サイト運営者や警察に相談する。
余談ではありますが、大人がこのような誹謗中傷活動に関与した場合は、「ネットいじめ」ではなく「サイバーハラスメント」や「サイバーストーキング」と呼びます。
参考にしたサイト
子供を「ネットいじめ」から守るために