国際中国、改革派学者の訪米許可 「自由賞」授賞式で2012.5.3 13:44

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中国、改革派学者の訪米許可 「自由賞」授賞式で

2012.5.3 13:44

 中国の改革派経済学者で、民主化を活発に訴えてきた茅于軾氏(83)が2日、米ワシントンのシンクタンク、ケイトー研究所が自由の推進に貢献した人物に与える「ミルトン・フリードマン自由賞」の授賞式に出席するため、米国に向け中国を出発したことが分かった。同研究所が明らかにした。

 茅氏はノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波氏が共産党一党独裁体制の廃止などを訴えて起草した「08憲章」に署名。2010年12月にオスロで開かれた劉氏の授賞式に出席しようとしたが、公安当局に妨害されて出国できなかった。

 同研究所は、中国当局による自宅軟禁から脱出した盲目の人権活動家、陳光誠氏が北京の米大使館で保護され、緊張が高まったことから「受賞者欠席での式典も準備していた」として、出国許可を歓迎した。(共同)

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