基準値27倍のホウレンソウ ヨウ素検出、ハウスも5倍(2011/3/20 19:02)


 茨城県は20日、県北部に位置する日立市で採取した露地栽培のホウレンソウから、1キロ当たり5万4千ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと明らかにした。食品衛生法の暫定基準値(2千ベクレル)の27倍。放射性セシウムも暫定基準値(500ベクレル)を上回る1931ベクレルだった。
 また、福島県境の北茨城市で、露地のホウレンソウから基準値の12倍の2万4千ベクレルの放射性ヨウ素を検出。高萩市では、ハウス栽培のホウレンソウから1万1千ベクレルと5倍の放射性ヨウ素を測定した。
 茨城県の橋本昌知事は「健康に影響はないが、ホウレンソウについては引き続き各自治体などに出荷の自粛を要請していく」と話した。
 ホウレンソウは18、19日に採取した。ほかにも、北茨城市の露地栽培のネギなどからも、基準値より低い放射性ヨウ素が検出された。

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