寒い時期に仕込んだ味噌を寒仕込みって言うと思っていたら、
寒の季節とは
1月4日から2月3日の間のことで、その時期に仕込むお味噌の事を寒仕込みの味噌というらしい。
今日は大好きなゆうこりんと、
去年に引き続き味噌を仕込む。
寒の季節は過ぎてしまったので
寒仕込みではないが、
この冬の寒い時期に仕込むと
雑菌が混じりにくく
発酵がゆっくりすすむことが
美味しい味噌をつくる、ベストな時期らしい
昨夜から水に浸してあった大豆は柔らかくなり、
それを少しづつ圧力鍋で柔らかく煮ていく。
重さを量って、塩の量を加減して、
麹と混ぜて、
つぶした豆と混ぜていく。
今朝は、この大事な友だちの愛娘と剣道に一緒に行き、
転勤のため大阪を去ることになった先生の最後の稽古で
一緒に延々延々と切り返しをして
ふらふらになり、
帰ってきて、友だちの作ってくれたお昼を食べて
愛しの4歳児のプリンスとじゃれて遊びながら、
味噌を仕込んでいく。
この愛しの4歳児プリンスは、
あといくつ寝たら、すぎさんに会える?
と、聞いてくれるスイートな男児。
帰る間際も、
もう一回寝たら、明日も会える?
と、聞いてくれる
味噌を仕込みながら
お互いの仕事のぐちやら、
最近思ったこと、近況報告、
あれこれあれこれ、おしゃべり。
おかげで、とっても癒された一日で。
日々は腹の立つことも、
不条理なことも、
納得いかない結末の事も
たくさんたくさんあるけど、
いろんな感情を、
いちど横において、
寝かせてみたら、
まったく違うモノに醗酵してくれるかもしれない。
麹菌は見えないけど、
ただの豆を何ヶ月もかけて、
美味しい味噌へと変えてくれる。
わたしの中の怒りだったり、あきらめだったり、悲しみだったりしたものは
優しい友だちの言葉だったり、
子どもたちとの笑いだったり、なんでもない会話で
浄化されていく。
またもう少し、がんばろう