関西電力:多奈川第2火発、現時点で再稼働せず

毎日新聞 2012年04月17日 22時09分(最終更新 04月18日 00時48分)

現時点で再稼働しない方針の関西電力の多奈川第2火力発電所=大阪府岬町で、横山三加子撮影
現時点で再稼働しない方針の関西電力の多奈川第2火力発電所=大阪府岬町で、横山三加子撮影

 関西電力は17日、大阪府岬町が早期再稼働を求めていた多奈川第2火力発電所(大阪府岬町、2基出力計120万キロワット)について、「中期的に供給力を確保する方策を検討する中で、必要性を判断することが必要」とする回答を同町に提出し、現時点で再稼働しない方針を示した。関電は今夏も節電要請をする意向だが、発電コストが低い原発の早期再稼働を急いでおり、多額の投資を伴う火力の再稼働には慎重な姿勢だ。

 多奈川第2火力は05年に運転を停止。町は2月、雇用の確保や税収増に加え、昨夏以降続く電力の供給不安の解消などを狙い、再稼働を要望していた。関電は町への回答で、蒸気タービンなど主要設備の取り換えが必要などとして再稼働まで3年程度が必要とした。また、今夏をめどに国が策定する予定のエネルギー基本計画での原発の位置付けなどを踏まえる必要もあるとした。再稼働には新規に火力発電を建設するのとほぼ同額の2000億円以上の投資が必要なこともあり関電は再稼働に消極的だ。

 田代堯(たかし)町長は回答を受け取った後、報道陣に対し「残念。電力不足が続くなら、今後も再稼働を求めていきたい」と述べた。【横山三加子】

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

まいまいクラブ

毎日RT

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞のCM

毎日新聞Androidアプリ