ブログ part 2(livedoor)
こうした続々の解禁。それは1995年にイギリスの医学雑誌『ランセット』に発表された、30年にわたる調査で、大麻を長期使用しても健康に問題はないとの見解が示されたことが一番大きいだろう。『ランセット』は、『ネイチャー』に匹敵するくらい格式の高い医学雑誌である。
タバコがもし、日本人にとって未体験の品だったとして、しかも健康への影響がこんなにもはっきりわかっているとする。政府は解禁するだろうか。おそらくしない。となれば大麻も解禁すべきではないだろう。
[大麻は]より悪性が強い薬物の乱用を防ぎ、注射針の使い回しによるエイズ感染を防止するための次善の策として黙認されている。覚せい剤、コカインなどへ薬物依存が進む人も少なくなく、密売で暴力団などが資金を調達している現実もある。規制緩和などは、およそ現実的ではない。
それにしても、常に「不道徳な奴」を糾弾していないと精神の平衡が保てない魔女狩り依存症の連中が大麻の害を説くとは噴飯ものであります。
大麻が人体に与える影響ではなくて、社会に与える影響に注意すべきだと思います。
大麻による酩酊状態は飲酒よりましなのでしょうか?
飲酒運転で毎年たくさんの被害者が出ています、これ以上危険な運転者を増やす可能性のある行為はやめた方が良いと思います。
一度許可すると、後で規制するのはむずかしいですしね。
法学部を出るとよく分かりますが、法に対して「この法律、おかしくない?」という発想は「存在しません」。民法のカタカナ標記をひらがな標記に変えるだけで何十年もかかりました。
ましてや制度(内容)設計を変えて間違いを正していくことは「法的安定をかく愚行」だそうです。大学の授業のとき素朴に質問したら教授に笑われました。
複雑かつ流動的な経済世界で「人間が完璧な制度設計など作り得ない」という視点に立つ経済学と雲泥の差を感じます。
ましだと断言できます。飲酒により攻撃的になり暴力に至る人は多く、まわりの人は大変迷惑します。傷害や殺人事件になり得ます。大麻では、動作が緩慢になり、笑い転げた後で眠ってしまう人はいますが、活動的になったり、攻撃的になったり、暴力的になる人はいません。ヒッピー(死後ですね)が好んで吸引したのは、そういうところが好まれたからだと思いますよ。
喧嘩、万引き何でもござれで将来を投げ打っている若者が「大麻ぐらい」と言うのなら、私も罰金刑で済ますことに賛成です。しかし、今回は有名大学の学生が多々混ざっているようで、そのままで見過ごすべきではないでしょう。
「大麻ぐらい」「タバコぐらい」・・・の延長線が、「自分の代で不良債権処理しなくても」「自分の代ぐらいは正社員の既得権を守りたい」・・・という日本の既得権保持・問題先送り社会であると思います。ですので、こういう問題はとことん追及して、「大麻ぐらい」という甘い考えを持っている学生に考えを改めてもらうのが、後々の世のためです。
この国では大麻は事実上合法(目的によっては合法、そして生活レベルでは黙認しかし違法)ですが、タバコもアルコールも公共の場所では厳しく制限されています。そのような環境の整備とセットなら合法化もイメージできますが、日本では海や公園で飲み会が行われることが普通ですから、大麻を合法化したらそれこそ駅のホームや歩道など、そこかしこで強い大麻の匂いが流れてきて、目をまっ赤にして「ぼーっ」とした人がその辺りをうろうろすることになるでしょう。そんな姿を見た子供たちに「ああはなりたくない」という見本にはなるかも知れませんが、果たしてそれが文明国として目指すべき方向でしょうか?大麻の合法化を果たした国というのは一足先に退廃が始まった先進国という感じがします。それに税金が高くなれば酒とタバコでも結局暴力団は出てきます。
この問題は池田さんもおっしゃる通り「刑罰がバランスを欠いている」ことと、「どこで合法と違法の線を引くか」ということでしょう。一番悪いのはパチンコのように実際は違法なのに誰もがやっているという状態を長年放置することです。そうなる前に実情に沿わなくなったルールを変えるか、または違反を厳しく取り締まるかのどちらかをすべきで、現時点では日本は厳しく取り締まる方を選んでいるということで、私はそれ自体は悪いこととは思いません。
イギリスの医学雑誌の発表を持って「世界の常識」とするのも少し無理があるように思います。いろいろな国にいろいろな常識がありますし、日本が日本の常識を大切にすべきときもあるはずです。例えそれが若干感情論的であったとしても。
池田先生は以前、「人々の非合理的な心理を計算に入れた政策が必要だ」と述べていました。
その論旨から、今回のエントリーのような主張が出てくるでしょうか?
「摂取すると気持ち良くなる」という共通性、「欧米人のスターがやっていた」というミーハー的な心性、そういったところから、危険性をかえりみず、「非合理的に」コカインやヘロインに流れていくリスクは十分あると思いますが、いかがでしょう?
そもそも、このように日本で大麻が広がりを見せているのも、「大麻がタバコより害が少ないから」なんて合理的な計算に基づいた理由ではなく、「欧米人がやってて、かっこ良さそう」「レイブでマリファナ吸って、欧米人みたいで気持ちいい」みたいな半周遅れの真似っこの「非合理的な」心性が背景にあり、その上で「手に入れやすい」「栽培しやすい」大麻が選択されているに過ぎないのが現実だと思います。
そんな「非合理的な」土壌で、暴力団がコカインやヘロインや覚せい剤を「カッコいいイメージ」と共に、安価で流通させたらどうなるでしょうか?
人々が合理的な計算に基づいてそれらを峻別し、賢く合理的に振る舞うと思いますか?ありえないと私は思います。
そして、その先には、昨今の金融恐慌のような阿鼻叫喚が待っているだけのように、思います。
互いに代替品になるような品目ならば、最も害が大きい品目を規制すべきで、それ以外を規制するのは、最も害が大きい品目への需要を増やすことになりますから。
しかし、代替されない独自の需要を持つ品目に害があるなら、規制するメリットは十分あります。もちろん仰るとおり規制にはデメリットもあります。
さて、大麻はタバコの代替品でしょうか?一部のタバコやアルコールへの需要は大麻への需要に変わるでしょう。しかし、それとは別に大麻への需要が大幅に増える可能性が十分あると私は思います。
というわけで、彼女の論理が破綻してるというのは言いすぎじゃないでしょうか。
当ブログの主張は似たようなものを一方だけ合法化し、他方を極悪としているのはおかしいので、両方非合法化するか、もしくは両方合法化せよということだと思います。
これまでさしたる根拠もなく放置されてきた変な制度を、本当にそれでいいのか議論することはとても大切なことだと思います。また、いつもながら、池田氏はそれを指摘して頂く、日本の宝だと思います。
また、大麻を合法化するのもありだと思いますが、それで今違法に大麻を吸っている人の罪が消えるわけでもない(どういう罪だかしりませんけど)ということだとおもいます。
大麻が非合法でたばこが合法なのは、たばこなら国が「たばこ税」を取れるけれど、大麻はそうではないからだと思います。
「ビール→発泡酒→第三のビール」へと移った酒飲みからは、金額は少なくなったかもしれませんが、酒税を取り続けることができます。
喫煙者が「たばこ→大麻」へと移ると、国や地方は、喫煙者からは金を巻き上げることはできなくなります。
過大な大麻バッシングも、官僚の「崇高な使命感」によるものでは?
それは、法学部出身さんが法解釈学しか勉強してこなかったからでは?
法学というのは、立法政策から法哲学までいろんな分野があります。
刑事政策学や立法学など、既存の法律では対処できない場合に、どのような法制度を構築すべきかを考える分野は存在しますし、法解釈学においても、「立法的に解決すべき」という結論に達することはよくあります。(両者を完全に分離することはできないのです)
おそらく、不幸にも、その質問した「教授」が、立法政策を徹底的に軽視した人物だったのでしょうね。
大麻の非犯罪化というのは、非犯罪化論では、賭博や猥褻犯と並んで、最も典型的なものです。
そして、これを非犯罪化すべきという見解も多く存在しますが、これに対する反対意見は、「身体に対する害悪」というより、酩酊状態になったときの周りへの悪影響(粗暴犯の増加等)や、資金を手に入れるために窃盗などに走る危険、あとはゲートウェイ理論を根拠にしています。
しかし、アルコールよりも暴力行為に及ぶ可能性があるという根拠は示されていませんし、アルコールやタバコと違って“大麻だけ”窃盗を増加せしめるという理由もありませんし、ゲートウェイ理論も根拠薄弱。
総じて、大麻の非犯罪化に反対する理屈は、あまり説得的でないという印象です。
ただ、漠然とした不安だけが根底にあるのでしょう。
その漠然とした不安を解消できるかどうかが、決め手だと思います。
個人単位ではタバコより害が無いですが、近代国家にとっては国民が働かなくなってしまいそうで都合が悪いので禁止した国が多かった、と。
個人的には道端を目を真っ赤にした人が歩いてようが酔っ払いがゲロはいてようが、そんなことが国の「程度」を測る物差しにはならないと思いますが、そんなことより時代遅れで経済的にも確実に不利益を生み続けている高速道路の100キロ制限を何とかしてほしいと思います。
いずれにせよ、この国民がせっぱ詰まる前にへんな制度を修正できた試しはないので、どちらも変わんないでしょうけどね。
仰る事に賛成。大麻、麻薬、覚せい剤、売春…みんなお上が「嫌い」だから「貴方達の為に」と言いながら禁止して管理しようとするのですね。子供のときには親に管理される事を嫌がるのに、成人すると急に大人しくなって、お上の管理を気持ちよく受け入れて、思考停止状態で従ってしまうのが日本人の特性なのでしょうか。
よくわからないものに対する不安あるいは希望は、明確なものに対する場合と比べて増幅される傾向があります。
このため魔女狩り的な暴走や、根拠のない熱狂が発生し、結果として間違った判断がなされ、多くのロスが発生してきました。
人間は長い歴史の中でこういった間違った判断を少しずつ修正してきたのだと思います。
しかしながら、根拠のないものを信じるのは人間の普通の性質なので、それを利用して現状を維持しようとするのは、維持するのが目的の立場にある人たちにとっては大変有効なやりかたなのでしょう。
他人への危害を原因(飲酒運転みたいなもの)とするなら、かぜくすり、安定剤、睡眠薬など、ヤバイとされるものは、たくさんあります。
根拠薄弱、ほかの刑罰とのバランスに疑いをもたれるのが、法治国家にとって、最大の問題なはずです。
この視点からすると、大麻の摘発キャンペーンは明らかにやりすぎ。
たいした問題はないんじゃないですか。
現在、「歩きタバコ禁止」だとか「公共の場所では全面禁煙」だとかで、
タバコ自体が相当バッシングを受けています。
禁煙したり、本数を減らす人が増えています。
また、仕事中にお酒を飲む人がいないように、
仕事中に大麻を吸う人もいないでしょう。
結局、吸いたくない人は吸わないし、
吸いたい人は他人に迷惑をかけない範囲で吸う。
そういうのが大人の社会じゃないですか。
日本人は既成の道徳などから身に着けた規範意識を変える事自体を罪悪視する傾向は強いと思います。それが悪い結果につながる場合もあるという事を本当によく考えるべきだと思います。
大麻は身体的には酒、タバコほど害はない。これについて良く調べて納得できたら、何故大麻を所持して重罪になるのか?という事について真面目に考えるべきでしょう。
さらに日本では医療用大麻を研究し、実験し、使用する事すら禁じているのは、未開国といって良いのではないかと思います。
医療用大麻が合法化されれば、多くの分野で医療水準が飛躍的に高まり、老人医療やペイン・クリニック、心療内科などで患者の通院が激減したり、多くの高価な薬が不要になり、莫大な医療費が節約できると思います。
日本で大麻に対する取締りが異常に厳しいのは、この理由だと思って間違いないでしょう。多くの製薬会社や医療機関の業績が悪化する事は間違いないでしょうが、その変わり健康でハッピーな人が多くなるのです。
これでは困る、と本気で思っている人が非常に多いだろうという事は簡単に推測出来ます。
マリファナ吸引。大麻栽培。有名大学学生。
今回の騒動は、このショッキングな響きにマスコミが飛びついて報道したためで、本当に、社会的に悪質な事件が報道されるのではなく、インパクトがある事件を大きく取り上げる、マスコミ文化の象徴的報道に思いました。
大麻規制だけでなく、少年法、ネット規制法など、法律改正は間違いなく時代に追いついていないと思います。
ほとんど全ての国民が、早急に、全ての法律の見直しを望んでいるのではないのでしょうか?
この時代に見合った法律を作り上げた場合、大麻問題は軽罰化、もしくは合法化して規制という見解は、もっともだと思います。
池田さんの著書を拝読させいただき、本日はじめてブログを拝見したらこのタイトルで、少々びっくりしました。
国民は、自動車やマイホーム、大画面テレビ、地デジなどを幸せとして追い求め、勤勉に働いてくれないといけないのです。ベランダで手軽に栽培して、ほぼコストゼロで幸せになられては困るのです。こういう拡大生産社会がもう存続できないのが明らかでも、他に国の在り方というものを知らないので続けるしかないのです。
良い点・悪い点を列挙し、国際社会への影響などをすべて加味したうえで議論したほうが、より現実的に実りあるコメントが集まるのではないでしょうか?安易に合法・規制をかけても勘違いした乱用者は出るし、大麻酔いが原因での交通事故も起こるでしょうし。
私が合法化に淡い期待を抱く点は、恐らく少子化に歯止めをかけるキッカケになるのでは、というところです。
まずはハードドラッグとソフトドラッグの違い、身体依存と精神依存の違いを義務教育で教えるところからではと思います。
しかし、上述の規制強化を求める人々が明快な科学的な根拠がないまま大麻の有害性を主張しているのと同様に、規制緩和を求める人々においても、科学的に十分立証されていない論文をもとに有用性を主張したり、既知の悪影響を過小評価して表現したりするといった問題を抱えている。
それゆえ、科学的で客観的な調査研究を行った上で、論争に合理的な決着をつけることが望まれるが、規制側はそのような客観的な基礎データの蓄積に繋がる研究すらも行わせないような圧力をかけてきたことが現実である。もっとも、近年、日本国外では科学的な研究が活発になっており、状況は変化しつつある。
タバコのように家庭内栽培を禁止して、タバコ並みの値段でJTが販売すれば良いのです。家庭でタバコを栽培する人がほとんどいないように、大麻も同じになるでしょう。政府も税金が沢山はいるでしょう。消費者にとっては、JTが技術を磨いて独占栽培・販売すれば、世界の幻の味を提供してくれるかもしれませんね。(笑
ちょっと論点が違ってしまいますが、刑事罰として5年〜7年の懲役というのは、異常です。逮捕時の屈辱的な人権無視の取調べ(大麻に限りませんが)や、当人の失職、退学、関係者への社会的制裁など社会的損失の方が大きい問題です。
すでに各所で指摘されていますが、薬物防止キャンペーンを推進している厚生労働省そのものが、大麻による身体被害、大麻使用後の2次的犯罪の誘発などの明確な記録・証拠を持っていません。(出典:市民団体カンナビストによる2004年の情報公開法に基づく公開請求内容)
法学部出身の方がコメントされていますが、「法的根拠」に照らして法体系を見直すことをタブー視する法曹界のおぞましさに、日本の(市民含む)後進性を痛感せずにはおられません。
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