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【コラム 撃戦記】

今なお輝く「ファイティング原田」の偉業

2012年4月24日

 日本人初のボクシング2階級制覇(フライ、バンタム)を成し遂げ、引退後は日本プロボクシング協会長を7期21年務めて現在は終身名誉会長となったファイティング原田こと原田政彦氏(69)の「世界王座獲得50周年記念祝賀会」がさる5日、東京都内であった。原田氏は1969年7月、WBC世界フェザー級王者ジョニー・ファメション(オーストラリア)に挑戦し、3度のダウンを奪いながら地元判定に敗れて3階級制覇はならなかったが、大橋秀行協会長は「私はあれは勝っていたと思っている。今なら5階級制覇です」と残念がる。

 当時の世界はWBAとWBCの2団体時代。しかも、ジュニア階級もなかった。それだけに、原田氏の偉業は今なおさんぜんと輝いている。

 現在、日本人の最多複数階級制覇は亀田興毅(25)で3階級。世界ではオスカー・デラホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)が6階級。複数階級制覇は防衛回数と同等に評価が高い。

 6月20日に大阪でWBA世界ミニマム級王者八重樫東(大橋)と団体統一戦を行うWBC同級王者の井岡一翔(井岡)は、5階級制覇を目標にしている。このまま順調に伸びれば、7階級制覇も夢ではない。 (格闘技評論家)

 

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