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西田敏行、NHK紅白21年ぶり4度目出場へ

 1990年の紅白歌合戦に出場した西田敏行
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 1990年の紅白歌合戦に出場した西田敏行

 俳優の西田敏行(64)が、大みそかに行われる「NHK紅白歌合戦」に出場することが17日までに内定した。これまで、1981、82、90年と3度出場しており、21年ぶり4度目となる。今年の紅白は東日本大震災復興支援をテーマに掲げており、被災した福島県出身で、支援活動を積極的に行っている西田に白羽の矢が立った。当日は、ヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」を歌うことが有力だ。

 西田の優しい歌声と笑顔が、凍(い)てつく被災地を温かくいやす。

 今年の紅白は「あしたを歌おう。」がテーマ。4時間25分という過去最長タイの放送時間の中で、被災地と中継を結ぶなど、音楽の力で、日本中に勇気や元気を送る。出場者も復興支援活動に積極的な歌手や東北地方出身者を中心に検討が続けられる中、福島県郡山市出身の西田の名前が浮上した。

 震災時に発生した福島第1原発の事故によって、故郷が変わり果てたことに心を痛めた西田は、たびたび宮城や福島を訪問。県産品の安全性をPRする運動や、主演映画「ステキな金縛り」の上映会を開き、東北を元気づけてきた。

 日本を代表する名優は、久々に歌手としても本格的に活動した。6月に4年ぶりに発表した新曲「あの街に生まれて」はロングヒットとなり、9月には郡山で開催されたチャリティー音楽イベントに出演。優しい歌声でも地元を励ましてきた。11月8日にはNHK「歌謡コンサート」で「もしも‐」を熱唱し、大きな反響を呼んだ。NHKが紅白への出場基準の一つとする、同局への貢献度も十分といえる。

 西田はこれまで紅白に歌手として3度出場。大河ドラマ「翔ぶが如く」で主人公・西郷隆盛を演じた90年には、白組司会を務めた上、歌手としても「もしも‐」を熱唱した。さらに78年には白組応援リーダー、09年には審査員を務めており、今年で62回を数える国民的番組で史上唯一、4役をこなしている。誰からも親しまれる“隠れミスター紅白”が、故郷を元気づけるために、21年ぶりに大みそかの舞台へ戻ってくる。

(2011年11月18日)

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