関越道バス事故:防護柵継ぎ目の8割に隙間 付近50キロ

毎日新聞 2012年05月02日 15時00分(最終更新 05月02日 17時37分)

高速ツアーバスが突っ込んだ現場では、壊れた防音壁が事故の衝撃を伝えていた=群馬県藤岡市の関越自動車道上り線で2012年5月1日、喜屋武真之介撮影
高速ツアーバスが突っ込んだ現場では、壊れた防音壁が事故の衝撃を伝えていた=群馬県藤岡市の関越自動車道上り線で2012年5月1日、喜屋武真之介撮影

 群馬県藤岡市の関越自動車道藤岡ジャンクション(JCT)付近で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、記者は河野化山(こうのかざん)容疑者(43)=自動車運転過失致死傷容疑で逮捕=がたどった同県内の一部ルート約50キロを走行した。ガードレールとコンクリート防護柵の継ぎ目は計約40カ所確認でき、このうち32カ所で事故現場と同様の「隙間(すきま)」があった。事故は、こうした隙間が被害を拡大させたとされ、8割が同様の構造となっている実態が分かった。【喜屋武真之介】

 記者は助手席に座り、同県昭和村の昭和インターチェンジ(IC)から関越道に入り、東京方面へ向かった。片側2車線。赤城山のふもとの道は起伏が多く、カーブが連続する。「霧注意」などの看板もあり、万一ハンドル操作を誤ると大事故につながる恐れがある。ガードレールと防護柵の継ぎ目を数えながら「隙間がこんなにたくさんあるとは……」。思わず息をのんだ。

 国土交通省(当時は建設省)は98年の通知で、ガードレールと防音壁など、異なる形状の防護柵を連続して設置する場合、隙間ができないように求めた。しかし、それ以前に建設された道路は対象外のまま現在に至る。

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