国際活動家の陳氏が出国希望 「命の危険」米大統領に協力要請 米CNN報道2012.5.3 08:23

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活動家の陳氏が出国希望 「命の危険」米大統領に協力要請 米CNN報道

2012.5.3 08:23
人権活動家、陳光誠氏(左)とキャンベル米国務次官補=2日、北京(在北京米大使館提供、ロイター)

人権活動家、陳光誠氏(左)とキャンベル米国務次官補=2日、北京(在北京米大使館提供、ロイター)

 【ワシントン=犬塚陽介】米CNNテレビは2日夕(日本時間3日未明)、米大使館を離れ、北京の病院に滞在中の人権活動家、陳光誠氏(40)が電話インタビューに対し、命の危険を感じているとして、早期の出国を求めていると報じた。

 陳氏は米国は「わたしに大使館を出て行くよう仕向けていた」と述べ、病院に付きそうはずだった米大使館職員も「病院到着の直後にいなくなった」と不信感をあらわにした。

 陳氏に付き添っている妻も、再会前に中国の治安当局から暴行を受けており、中国に滞在すれば命が危険にさらされると述べ、オバマ大統領に「われわれ家族が出国できるよう、あらゆる手段を尽くしてほしい」と訴えた。

 陳氏はCNNに対し、大使館に滞在中、電話もかけられず「正しい決断」を下す情報が不足していたと語ったという。

 一方、米国務省のヌランド報道官は電子メールでの声明で、中国側が陳氏の家族に危害を加えると脅迫したことはなく、米国もそうした内容を陳氏に伝達した事実はないとした。

 ただ、中国側は陳氏が大使館に留まれば、家族との再会に関する「交渉の機会は失われる」と伝えてきたことは認めた。

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