群馬県藤岡市で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された運転手河野化山容疑者(43)が県警の調べに対し、事前に指示されたルートより遠回りになる関越自動車道を走行したことについて、「走りやすいために通った」と供述していることが2日、県警への取材で分かった。「お客さんに申し訳ない」とも話したという。
県警高速道路交通警察隊捜査本部は、走行状況の解明を進めるとともに、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀社長(55)からも事情を聴き、河野容疑者に過労運転を強いていなかったか調べる。