'12/5/3
スナメリ、航路PRに一役
柳井市と松山市を結ぶ防予フェリー(柳井市)が、航路上で目撃の多いスナメリを社のキャラクターとして採用、イラストを船体にあしらうなどのアピールを始めた。シールや航路マップを作製し、「スナメリに出合える航路」の魅力発信に力を入れている。
キャラクターは「メリ坊」。スナメリと防予フェリーから愛称を決めた。防予フェリー3隻の船体の片面にことし3月、6ポーズのメリ坊を1セットに計36頭を描き乗船客を迎えている。柳井市―山口県周防大島町伊保田―松山市を結ぶ「周防大島松山フェリー」も1隻の船体に4頭のメリ坊を描き、観光客がメリ坊をバックに記念撮影をするなど評判は上々だ。
防予フェリーは2010年10月、防予汽船から運航を引き継いだ。より親しみを持ってもらおうと、11年夏にキャラクターを社内公募した。同年秋、社内の意見が航路で出合えるスナメリで一致し、キャラクターのデザインを作った。
柳井―松山航路では主に周防大島町周辺でスナメリを目撃でき、ことし2〜3月に少なくとも44頭を確認した。7月ごろまでが目撃しやすいという。
【写真説明】メリ坊があしらわれた防予フェリーの船体。「かわいい」と子どもなどに人気を集める