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瀬戸内寂聴さんらが反原発を訴え
5月2日 13時56分

瀬戸内寂聴さんらが反原発を訴え
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作家の瀬戸内寂聴さんらが、東京・霞が関の経済産業省の前で、原子力発電所の運転再開に反対する市民団体の活動に加わり、原発のない社会作りを呼びかけました。

経済産業省の前では、先月17日から市民団体が関西電力大飯原発の運転再開に反対するハンガーストライキを続けています。
この活動を支援しようと、2日午前、作家の瀬戸内寂聴さんや澤地久枝さん、ジャーナリストの鎌田慧さんらが訪れました。法衣に「再稼働反対」と書かれた鉢巻きをつけた瀬戸内さんは、集まった人たちに、「広島と長崎に原爆を投下された日本からは原発を絶対になくさないといけません」と話しました。そして、原発の再稼働に向けた政府の動きについて、「何を考えているのかと思った。これまでにないくらい日本の状態は悪くなっている。私のようなおばあちゃんが訴えることで、多くの人に関心を持ってもらいたい」と話しました。
瀬戸内さんは、去年、原発事故が起きたことを受けて、講演や著作を通じて原発のない社会作りを呼びかける活動を続けています。市民団体のハンガーストライキは、国内で唯一、運転を続けている北海道電力泊原発3号機が運転を停止する今月5日まで続く予定で、瀬戸内さんたちは2日夕方までハンガーストライキに参加するということです。

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