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ゲストインタビュー

第5話 須藤茉麻

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台本を読んだ感想は?

私が演じる果歩という女の子が、ある事件を目撃するところから物語が始まるんですけど、この果歩は、学校でいじめに遭って引きこもりになってしまっているんです。そんな果歩が、比嘉さんが演じている結城さんと関わることで、段々、心を開いていくんですけど、最後は新しい第一歩を踏み出せたので、よかったなって思いました。ドアラマの中のお話だけではない、なんかリアルな話なのかなって思いました。

今回演じられた大友果歩とはどんな人物でしょうか?

学校でいじめに遭ったことで、引きこもりになってしまってはいるんですけど、本当は明るい部分もちゃんと持っている女の子だと思います。

この果歩という人物を演じる上で気をつけたことというと?

引きこもりということで、ほとんどセリフがないんですね。なので、表情だけで演技をするというのがすごく難しくて。セリフがあれば、そのセリフに合わせて表情も出てくると思うんですけど、それができないのですごく難しかったです。
やっぱり、表情や目の動きがポイントになってくると思うんですけど、引きこもりになった経験がないので、どういう表情をすればいいかわからなかったので、ネットなどでいろいろと調べて予習をしておきました。でも、実際にやってみると、思っていたよりも難しかったです。果歩は、引きこもりになって1ヶ月という設定だったんですけど、その1ヶ月の間で、どれくらい落ち込んでしまっているのか、その感覚ってわからないじゃないですか。
なので、台本をもらってから引きこもりになってしまった果歩という女の子をイメージしながら、少しでも果歩の気持ちに近づけるよう、実際に頭をぼさぼさにしてお布団を被ったりしてみました(笑)。あと、家に独りでいるときは、あまり笑わないようにして、果歩の精神状態を事前に想像して、撮影に入りました。

撮影現場の印象やエピソードなどはありますか?

もう、現場の雰囲気はすごくよくて。蔵之介さんや比嘉さんが、こんな私にすごくやさしくしてくれたので、すごく嬉しかったです。私がどうしていたらいいかわからず、緊張しつつぼーっと立っていたら、蔵之介さんが話しかけてくれて、それで「どうぞ」ってイスを持ってきていただいたりして。比嘉さんにも、いろいろと気にかけていただいて、ホント、なんてあったかい現場なんだって思いました。
私、個人的には、このハンチョウに出演が決まって、ものすごく嬉しかったです。マネジャーさんと飛び跳ねて喜んだくらいでした。正直、不安な部分もありましたが、やっぱり嬉しかったですね。
撮影に入ってからは、今までテレビで見ていたドラマだったので、「あ、こんな風になっているんだ!」みたいに、なんだか社会科見学をしているような感じもありましたけど(笑)、やっぱり、一人でのドラマの仕事は初めてなので、蔵之介さんや比嘉さんの演技をそばで見ることができて、本当に勉強になりました。
ライブをすることと、なにかを演じることって「人前で何かをして夢を与える」という部分は共通していると思うんですけど、ライブだともっと“素の自分”が出ると思うんです。でも、お芝居は役によって全く違う人になる。演じるって、自分と違う人物になれるのがすごく楽しいと思うので、これからドラマや映画など、演技のお仕事も増やせていけたらと思います。

Berryz工房のメンバーの反応は?

私がハンチョウに出演すると聞いたとき、なにかの「班長」をすると思ってたみたいなんですよ(笑)。それで、「違うヨ! ドラマのハンチョウだよ」って教えたら、「わー、すごい!」って言ってくれて。いつ放送するか教えてねって言われてるんですけど、恥ずかしいので、たぶん教えないと思います(笑)。

最後に第5話の見どころというと?

まずは、私が演じる引きこもりの果歩が、どうなっていくか? というところは見てほしいですけど、それとは別に、その果歩を勇気付けてくれる結城さんの姿は、ぜひ見ていただきたいと思います。果歩を励ます結城さんと、その行動で起こる果歩の心の動き…それと、もちろん安積ハンチョウのかっこよさも見ていただけると嬉しいです。