関越道バス事故:逮捕の運転手 バス運行歴は4年

毎日新聞 2012年05月01日 21時30分(最終更新 05月01日 22時57分)

捜査員に連行される河野化山容疑者(中央)=群馬県高崎市島野町の県警高速隊庁舎で2012年5月1日午後4時56分、塩田彩撮影
捜査員に連行される河野化山容疑者(中央)=群馬県高崎市島野町の県警高速隊庁舎で2012年5月1日午後4時56分、塩田彩撮影

 群馬県警によると、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)は元中国籍で93年12月に来日、94年に日本国籍を取得したと供述している。通常の日常会話はできるが、難しい日本語は理解できないといい、取り調べは中国語通訳を通じて行っている。中国残留孤児の家族という情報もある。

 住民基本台帳上の自宅は千葉市中央区の住宅街にある。3階建ての1、2階は中国料理店。だが県警によると、現在の居住実態は不明。近所の女性は「あいさつをしてくれておとなしい人だった」と話す。

 この女性らによると、以前は妻が料理店を切り盛りしていた。だが現在は店を賃貸しているとみられるという。

 同店と取引がある千葉県内の男性によると、河野容疑者は自身の職業を「バスを所有し旅行会社も経営しているオーナー」と説明していた。この男性は事故後初めて「バスの運転手」との報道に接し、驚いたという。

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