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投稿者: 齧歯類    [2012年 05月 02日 (水) 23時 56分] ---- ----
▼一言
聖騎士先生、ご気分を害したのならば申し訳ありません。
私は文を書くことに慣れておらず、感想すらも思うように伝えることができません。しかし、先生のおっしゃるような嘲りの意図は一切含んでおりません。
私は未熟で、拙いところも多々あります。先生のご感情を害するとは夢にも思わず、思ったことを稚拙ながら表現しようとしたまでです。
それが結果として先生にとって不快なものとなってしまい、非常に悲しく思っております。重ね重ね申し訳ありませんでした。
聖騎士    [2012年 05月 03日 (木) 01時 48分 50秒]
齧歯類さん

気分を害してはいませんよ。
僕は自分の才能のなさ、自作品の稚拙さを自覚しています。
お褒めのお言葉は身に余る光栄ですし、貴重なお時間を遣って読んでいただき感想までいただけたことはとても感激しています。
ご指摘いただいたことは今後に生かしていきたいと思います。
また、ここは感想欄ですのでこういったお返事等はメッセージにていただければと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿者: 齧歯類    [2012年 05月 02日 (水) 23時 32分] ---- ----
▼良い点
はじめまして
聖騎士先生の作品を読ませていただき、あまりにも大きな衝撃を受けたので感想を書かせていただきました。

早速この作品を読んで驚いたことを書いていきたいと思います。箇条書きになることをお許しください。


神話・伝承に出てくる怪物たちを貪欲に取り入れたのみならず、それらに大胆な改変を加えたうえで、違和感なく取り入れ、さらには神話だけでなく先人が生み出した数多の生き物をも独自設定を加え作品の一部とした点(あえて例を挙げるならばティアマト、バルログなど)に驚くと同時に多大な尊敬の念を抱きました。

トールハンマーを斧とする人並みはずれた発想力には脱帽させられます。古来人々はトールのミョルニル、ゼウスのケラウノス、インドラのヴァジュラなどのように雷を神の飛び道具として捉えてきました。
しかしそれを斧という主に接近戦で用いられる武器にすることにより、新たな境地を切り開いていらっしゃいます。

ステータスを前書きに載せることにより、感情移入をたやすくし、リアルに感じられるようになっています。
ハイファンタジーというものに本来ならば(良くも悪くも)付き物である重厚さやとっつきにくさを、テンポのよい描写とゲームに慣れ親しんだ若者にわかりやすい用語を用いることで克服するという巧妙な手段には感銘を受けました。
また、地の分や会話にも工夫が施され、小説でありながら漫画などのような視覚的イメージを喚起させることに成功しています。

さらには傲慢な悪役に俗物的なせりふを言わせることでファンタジー世界の悪役を現実を生きるわれわれにとっても身近に感じられるもののように思わせる、というような「知らぬ間に読者の感情をコントロールしている」とすら思えるほど巧みな描写があちらこちらに潜んでいます。
ほかにも順接や逆接といった堅苦しい文法にとらわれない独創性、数文に渡って過去形だけを、もしくは現在形だけを同じように続けることによって生まれる独特のリズム感など多くの魅力がこの作品にはありました。

あまりにも飛びぬけた文章力に私は読んでいる間中笑みを浮かべずにはいられませんでした。
▼悪い点
そんなことをわざわざ挙げる意味はないでしょう。
▼一言

聖騎士先生がライトプランツにして聖騎士の卵であるロイの成長を描くこの作品はまさに『聖騎士の、聖騎士による、聖騎士のための物語』(敬称略)というにふさわしいといえるでしょう。
私はもの書きではないただの読者ですが聖騎士先生の日ごろの活動、および今回の企画への熱意に惹かれ、応援していきたいと思っています。これからも私の日々の楽しみを提供してくださるだろう先生にお礼申し上げます。

ではまたいつか^^
聖騎士    [2012年 05月 02日 (水) 23時 43分 47秒]
齧歯類さん、はじめまして。
感想ありがとうございます。

>神話・伝承に~
既存の設定やモンスターなどを節操なく取り入れて、あたかも自分の創作のように書いているパクリとも紙一重ということですね。
発想力がなくてすみません。

>トールハンマーを~
こういう設定や神話を知らないで斧の設定にしたわけではありません。

>ステータスを~
どっちつかずですみません。
僕としては「読み物」として書いてはいるのですが、であればゲーム的な表現や要素は必要ないですよね。
要するに中途半端ってことですね。

>さらには傲慢な悪役に~
セリフが陳腐でオリジナリティがない。

>堅苦しい文法にとらわれない独創性~
お前の文章は稚拙でレベルが低い、ということですね。
あまりにもヘタクソ過ぎて、笑いが止まらなかったということですね。

>日々の楽しみ~
毎日読んでくださっているなら、本当にありがとうございます。
頭が上がりません。
「燃料」的な意味ではなく、純粋に作品を楽しんでいただけるなら嬉しいですね。

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございました。

投稿者: 猫乃 鈴    [2012年 04月 21日 (土) 23時 09分] ---- ----
▼一言
お久しぶりです。
もう少し読み終えてからと思ったのですが、聖騎士さんの執筆速度に追いつけそうにはなかったので(笑)
【二人の王子】を読み終わり、【神秘の島】の第三節に入っています。
ちょっと遡って読み返したりしていたもので……遅読で失礼いたします。
【哀しき海】で文字通り哀しい別れを経験したロイが、この三章でどうなるのか、見守るような気持ちで読ませていただきました。

涙のしずくを手に入れる際に出会った精霊たちを、ロイが召喚しながらの戦いが好きです。
私、“地のしずく”を手に入れるときのカインとギガースの戦い、凄く好きだったんです。
なんというか、力と力のぶつかり合いといった戦いだったので、
こう……互いを認め合った仲という感じがして。
カインが頑張って戦った最強の精霊が、ロイに忠誠を誓い、その力を貸す。
カインも誇らしいのではないでしょうか。
イフリートはちょっと性格に問題があるけど……;
いろんな出来事を積み重ね、みんなの力が集まって、それをロイに託して、どんどん強くなっていく。
ファンタジーの醍醐味ですね。
そして、サラちゃんの魅力は格別です。
普段は可憐な少女の姿をしていても、その強さ。
そして色んな形でロイをサポートする。伝説の防具としても、仲間としても心強い味方。
主であるロイとの約束もちゃんと守ります。
とっても魅力的な存在です。

今回の【二人の王子】の中で好きだったエピソードは、コナーズ少年とデラーズの関係です。
息子を守る姿、ミシェルへの『復讐』。こんな形の復讐があるのかと。
ブリング王が戻ってきた際のエンダー王子の口から漏れた「兄さん」の言葉にほっとしましたが、
ホーリーランスがデュラハンを貫いた後、戦いの終わりの安堵も余韻もなく唐突に終わりを迎えた第三章。
そして一変する風景。
ああ、やはり『大いなる損失』はあったんですね。
フィッツ=ロイになったロイが今後どうなるのか、楽しみに読み進めさせていただこうと思います。
内容も世界も壮大なお話に、これだけの感想で申し訳ない気分ですが、
今後も執筆、頑張ってくださいね^^
聖騎士    [2012年 04月 21日 (土) 23時 20分 50秒]
猫乃 鈴さん、感想ありがとうございます。

お久しぶりです。
「其の陸」楽しく拝読してますよ!

第三章から第四章の第三節って、トータルではかなりの文字数になりますよね。
貴重なお時間をそこまで奪ってしまって、本当に恐縮してます。
カインはそうですね。
自分自身が召喚魔法は使えないので、ロイと上手くやってるのは見てて嬉しいし誇らしいでしょうね。
彼は自分を高めたいとは思っていても、他の力を借りて強くなろうとは思わない性格なので。
イフリートもちょこちょこ出してやりたいとは思ってますw
サラはこれからその存在感がどんどん重くなっていきます。
非常に重要なキャラなので、これからもかわいがってやってくださいね。
でかいトカゲですけどw
コナーズは第三章の主人公のつもりで書きました。
デラーズとの関係も、エンダーとブリングと同じ比重で考えていました。
フローラのことで負の感情に囚われてしまったロイも、コナーズやエンダーたちのお陰で死なずに済んだって解釈していただいていいです^^
記憶は失いましたが。
「大いなる損失」の伏線を覚えていてくださって感無量です。
作品を書き始める前から考えていた設定なだけに、そういうところに気づいていただけるって本当に嬉しいんですよね。
猫乃さんには本当に頭が上がりません><
第四章の後半では、ちょっとした恋愛が入ってきます。
そちらも楽しんでいただけたらいいなぁって思っています。
「これだけ」だなんてとんでもない!
涙が出るほどありがたいですよ(T_T)
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m
応援ありがとうございます^^

貴重なお時間の拙作に割いていただいてありがとうございました!
投稿者: おみと    [2012年 04月 21日 (土) 14時 43分] ---- ----
▼一言
第四節 ガルダへの道、読了しました。


 ギルドの話は確かに閑話という感じでしたね^^
 泥の中を駆けずり回らなきゃならないとは、ロイくんたち本当に大変だな……。
 しかし、レルクはなぜに牢屋で捕まっていたんだろうか。
 ――臭う、臭うぞ! 伏線の香りがぷんぷんだ!w

 ちなみにカノンに入ってから言ったヤクルさんのセリフ。

「きみのライトニングは、ダークプランツのみに反応するんじゃないかな?」

 これに思わず膝を打ちました!
 そっか、だからトールハンマーじゃなくてライトニングが反応して倒すのか、なるほどっ! といままでの疑問がするするっと溶けていく感じですw
 なるほどなるほど。
 毎回読みながら感想を書いているので、これは相当聖騎士さんに「先を読めば分かるよw」って思わせてるんだろうなぁ、と実感しましたw
 そうかそうか。珍しく王道展開の覚醒シーンだったから「おや?」って思っていたんですが、あれ伏線だったんですね。はぁー……お見それしました!

 っていうかジルww 本当にかわいい奴だなぁ。
 基本的に胃袋担当に弱いところが萌えますw 前回はあまり出てこなかったので、よけいに癒されているのかも。

 とか思っていると、あれ?

>執政官や官僚などの頭脳労働はホビットが中心

 ってことは、ノームは設計士とか建築家って感じなのでしょうか? 手先が器用=ホビットと、前情報をもらったので少し引っかかりました。あれかな? 人心掌握がホビットの方がうまいってことかもしれませんね。数が多いですし。

 それにしても、王は血族じゃないのか……!
 完全実力主義がスムーズに成り立つところが、アースプランツたちの美徳だなぁ、って思います。彼らの思想が極端に感じるところもあるけれど、やっぱりなんでも裏表があるよな、って。普段分かっていても忘れてしまうことをいろいろと気付かせてくれるのが、Xanaduの魅力ですね。
 ちなみに謁見したロイくんのセリフで

>しかしその時ドルマ将軍の統すべるアースプランツの民は、このプロトピアには存在していないでしょう。

 これを読んだとき、最初、え? って不思議に思ったんですが後のやりとりで納得しました。
 確かに執政官たちの気持ちはわかりますが、事実、北部、南部をことごとくダークプランツに奪われた形ですもんね。北部はロイくんたちがいたからなんとかなりましたが、王国軍の旗色は総じてよくなかろう、と二度頷いてしまいましたw
 そうだそうだ、事態は深刻なんだぞ! とロイくんと一緒になってしまいます。

 ドルマさんは初登場の時から忠誠心ということで他とは違う風格を漂わせていましたが、謁見のシーンを読んだだけでわくわくしてきますね! 息子のカインくんがなにを抱え、これからどのように動くのかも気になります。

 大規模戦「シルキ鉱山の戦い」はまさに軍隊同士の戦いと言う感じで燃えますね! アシュ将軍の戦いは、普通の人間だったら「なにやってんだ」と呆れてしまうところ、アースプランツたちの常識とか価値観がいままでの描写で理解できてしまうだけに「ああ、やっぱりこういう団体戦はそんなに強くないんだなぁ」と標準的なアースプランツのいい見本になっているような気がします。
 性格とか頭がどうって話じゃなくて、種族的に純粋なんだな、って感じですね。さすが純血ドワーフ!

 それに女ヴァンパイアというだけで胸が高鳴りますね!

>それぞれの部隊は完璧にヴァンパイアの指揮の下に動いていた。

 ってところでは、そう言えば第一節からそうだったな、と。
 そもそも部隊を構成している奴らが知能的に……ですし、もしかして上位のダークプランツはそれぞれのプランツの能力のいいところを持つ上に、それぞれの価値観をすべて反転させた存在なのかもしれないなぁ、と前回ちょっと褒められただけで小癪にも推理してみる私でしたw
 まあ、そのあとのカインくんの話で言うまでもないことだったと知りましたがw


 ていうか、ベロニカさぁああんっ!
 首筋に噛みつかれるとかうらやましいと思っている間に、瞬殺されてしまった! マジか、半端ないですっ!
 でもドルマさんが強いとなんだか嬉しい。やっぱりハンスさんの遺作トールハンマーを操る人がかませだったら嫌ですからね! これは良い将軍だ! うん、実に!

 アシュさんの最期の姿は、なぜか弁慶の立往生的なものを感じましたね。やっぱりこの人、嫌いじゃなかったなぁ。

 って! 親父! 親父(ノルトさん)じゃないか! 出てくるんですか! キ、キ、キター!!
 ここでテンションうなぎ上りになりました!
 これは、ロイくんとの対面がものすごく楽しみです!

 そうかぁ……。
 カインくんも強くて、おぉっ、これはもしや――? と思っていましたが、ガルタ鉱山の戦いがすべてじゃありませんでしたね。
 ああ、そうだよ。まだ本陣にも衝突していないのに軍の半分少しと将軍一人を失ったんでした……。これはキツイ!
 引き返した方がいいんじゃないかとも思いますが、引き返すとまたアンデット部隊と戦わないといけなくなるし、数を簡単に補充できるのが、ダークプランツの一番の強みですね。

 トールハンマーは無事届けられるのかっ!?
 ノルトさんははたして最後まで無事なのかっ!?

 ドキドキしながら読み終えた第四節でした。
聖騎士    [2012年 04月 21日 (土) 18時 59分 00秒]
おみとさん、詳細な感想いつもありがとうございます。

まさかその日のうちに読み終えてしまうなんて…
びっくりしました。
本当にありがとうございます!
レルクは第六節、及び第三章の大いなる伏線です(^_^;)
すみません、第一章~第三章は伏線のオンパレードなんです。
この作品は全六章各六節からなっていて、第三章までが前半なんです。
だから前半は伏線ばっかりです。
小さな伏線はちょこちょこ回収したりしていますが、大きなものについては第四章以降じゃないと回収されません。
それまで根気強く読んでいただければと思います。

ロイのライトニングは、作品全体の大きな伏線です。
気長に感じていただければと思います。

ジルはこれからも作品の癒し系キャラとしてがんばってもらいますよ^^

>普段分かっていても忘れてしまうことをいろいろと気付かせてくれるのが、Xanaduの魅力ですね。

「Xanadu」は異世界の出来事を書きながら現代に生きる自分たちに対する警鐘などをテーマに盛り込んでいるので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです^^

ロイくんのスタンスは地上にはないスタンスなんです。
大地に根付いて生きてきたアースプランツ、しかもその象徴たるゲルト王とは根本的に相容れないんですね。
それでもドルマという存在で二人は一応の妥協をみる。
ポイントはドルマとロイをつなぐトールハンマーという武器ですね。
ドルマの手にトールハンマーが渡った時、どんな化学変化を起こすか。
剣と魔法のファンタジーらしい戦いを楽しんでいただけたらと思います。

「シルキ鉱山の戦い」は、おっしゃる通り前哨戦です。
本格的な戦いは第六節の「ガルダの戦い」です。
戦術を駆使した大規模戦を、僕の筆力でちゃんと書き切れてるかどうか…

ダークプランツの価値観や考え方は、それこそ本筋に関わる伏線なので後半まで明らかにはなりません。
少しずつ情報を汲み取っていっていただければ^^

アシュに対するそんな感想をいただいたのは初めてです^^
ありがとうございます。
彼もきっと浮かばれることでしょう。
第六節ではドルマとワイズ、そして何よりクルトの両親が活躍します。
そちらも楽しんでいただければ。

カインはまだまだひよっ子です。
これからの彼の成長を見守っていただければと思います。
ノルトとロイの対面も上手く書けてるといいんですが。

第五節のメインはガルダの戦いと第一章のボス、ティアマトです。
かつて神と戦ったこともある邪神で、北欧神話ではかなりの有名人ですw
ティアマトとアースプランツ、そしてロイくんたちとのスケールの大きい戦いを感じていただければ嬉しいです^^

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m
投稿者: おみと    [2012年 04月 21日 (土) 11時 22分] ---- ----
▼一言
第三節 死の教団、読了しました。

 相変わらずキャラの容姿が秀逸で、ぐっと興味を引きつけられますね!
 前半の感想がどっかに行っちゃって、ウィッシュ=ボーン戦からになりますが、ご容赦くださいw

 いやぁ、ウィッシュ=ボーンの骨の山に落ちていくロイくんを想像したら、なにか刺さって痛そう……と思いました。

 今回、読み終わってみると、三節はアースプランツの強さに対する考え方の話だった気がします。……なるほどなぁ、と。ずっと平和に暮らしていたから、アースプランツの人たちは身内同士の力比べに固執していたのか。
 争いはなにも生まないってよく言いますが、ダークプランツが侵略してきたことで家族以外の仲間も大切にし始めたクルトを見ていると、生まないかもしれないけれど人は変わるんだ、って強く感じますね。

 それにしてもローズさんはアースプランツの中では変わり種ですね。
 べヒモスが心の中に、という話や信者がどんどん離れていった状況を考えると、クルトは孤独から救ってくれた相手で、ローズさんにとって強く守りたいと思う若者になったんだろうな、と思うと切ないです。

 あと、現金なサミュエルさんにちょっと吹きましたw
 いまごろは~って言ってたのに、ロイくんたちが来た瞬間、所詮は骨人形か……ってウィッシュ=ボーンはがんばったんだよっ!> <
 見た感じ実力的にはウィッシュ=ボーン>>>アースプランツの一般人(スケルトン)に思うんですが、それを多勢とはいえロイたちに差し向ける描写で、もしかしてダークプランツの価値観は一番人の心を理解していたりするのかなぁ? と思いました。まあ、人を守るライトとは対照的に、人を貶めるという点に特化しているだけなのかもしれませんが。

 それから「実は信者がスケルトンだった」と「クルトの最期」を見て思ったんですが――この話、美しい世界観にすっかり騙されましたが実は鬱ですね?
 毎回戦闘シーンでものすごい精神力がごりごり削られる気がしますw
 個人的にネクロマンサーを倒すのは、きっとあの触っただけで雷が出るトールハンマーだと思っていたんですけどね……! くっ。

 しかし、街の復興はいいのですが、基本的にダークプランツに滅ぼされた町や村は住民が皆殺しにされているイメージがあるので、戦力は分散させない方がいいのでは? と心配しています。
 あとベヒモスってライトプランツのためのものだったんですか? 従えた者のみが光の剣を従える――とありますが、まあライトプランツがそもそも神様というか天使っぽい感じだしなぁ……と一瞬でいろいろ考えましたw
 それからギルド長の

「ああ、あんたたちカノンに行くんだろ? だったらあんたたちが死体で戻ってくれば危険。何も連絡がなければ安全ってわけだ。」

 というところ。
 連絡がなければ危険なのでは? と思いました。
 洞窟でもしも二人が死んだら、だれかが洞窟に入って確かめなきゃいけないのでまた時間がかかりそうな気がするんですが……はて。

 見送りのシーンは感慨深いのと同時に、やはりクルトのいなくなった寂しさを感じさせますね。アースプランツで一番変わったのは、やはり彼ですから。
 ロイくんの旅路をいろいろと気にしつつ、第四節に読み進めようと思います^^
聖騎士    [2012年 04月 21日 (土) 11時 39分 07秒]
おみとさん、いつも詳細な感想ありがとうございます。

このお話は価値観や思想、そういったものを根底に緩やかに流しています。
要所要所でそういう偏った価値観や考え方、描写が出てくると思います。
違和感を覚えられたら、それは正しく読み取っていただけてるということなので嬉しいです^^
ローズに限らず、ロイがアースプランツに来てから彼らの価値観は変質してきたという設定です。
いずれそれは、第六節あたりで判明するでしょうw

>ダークプランツの価値観は一番人の心を理解していたりするのかなぁ? と思いました。

かなりギクッとしました。
そ、その辺はのちのち…
しかししっかり読まれてますねぇ。
長いお話だけに、みなさんもっと軽く流し読みされてると思いましたが。
伏線バレバレですね(^_^;)

はい。
かなり鬱ですよ。
完結まで読めば、それはわかります。
もちろん鬱のままでは終わりませんが。
基本ハッピーエンド主義なので。
戦力の分散に関しては、第四節で少し明らかになります。
アースプランツの王ゲルトは、ダークプランツの“強さ”をよくわかっている。
だから無駄な戦力は作らない。
数よりも力を重視するんです。
それは第四節、第五節を読めばわかると思います。
数による戦力バランスなどの本格的な戦略に関しては、第三章の戦闘民族ファイアプランツでじっくりと書き込んであります^^
だいぶ先の話ですね(^_^;)
ベヒモスがなんなのか。
ライトプランツは。
それは大いなる伏線ですので、今後を読んでいただければと思います。
ギルドはかなりビジネスライクなんです。
連絡がないというより、複数の冒険者に同じ依頼を出しているんです。
報酬は早い者勝ちです。
ただし今回の依頼は行政の意味合いが強いので、もしガーゴイルが生き残ってたら被害が周辺地域に被害や目撃者が出るのでわかるんですね。
何よりロイたちの目的が、ギルドの依頼より最優先されるから今回のような措置になりました。
ギルドはこのお話のメインではないので、軽く読み流していただければと思います。
これからもあまり関わっては来ない組織なので。
第四章までは、ほとんど関わってこないですね(^_^;)
クルトに関してはいろいろご意見をいただきました。
そういったことも踏まえて、今後も読んでいただければ嬉しいです。

貴重なお時間を拙作に割いていただいて、ありがとうございましたm(_ _)m
投稿者: おみと    [2012年 03月 28日 (水) 18時 16分] ---- ----
▼良い点
 設定がわかりやすく、物語に入り込めます。
 また、各節ごとが濃密で読み応えがあるので、ついついのめりこんでしまいますね。
 個人的に『センチ』と『ミリ』は『ファイア』と『アクア』のどっちなのかなぁ、とかいろいろと想像する余地があって楽しいです。
▼一言
 ごめんなさい。読みながら書いたので初感想なのに長くなってしまいました。
 これでもまだ二節までの感想です(笑)。

※以下激しいネタバレが含まれますので、未読の方はお気をつけください。



『第一節 旅立ち』
 ハンスさん、渋くてかっこいいのに第一節で死んでしまった……(泣)
 トールハンマーの電撃が返ってきたあたりから、ああ、怪しいなぁ、とは思っていましたがまさか本当になるとはorz
 うだつの上がらない職人さんがライトプランツの加護を得て名工となり、ダークプランツの吸血鬼に殺される。ああ、ロイくんの運命に巻き込まれてしまったんだなぁ、としみじみと思う一方で、特別な加工能力を突如さずけられても気高い職人気質を忘れなかったこのおじいさんは、きっと普通にやっていてもいい職人さんにいずれなっていたんだろうなぁ、と思います。なんだか世界名作劇場か神話を読んでいるような気分になりました。
 プロローグの老人とマーヤちゃんの再登場はいつかなぁ、と期待しながら第二節を読み進めていきます。


『第二節 死者の村』
 ロイくん、まだ十二歳くらいの少年なのに一人で……と、胸が痛みました。まっすぐで強い子だ、と思う一方で、彼がこれから想い出すものを考えると哀しくなってきます。
 が。

>ロープも結べんのか? しょうがない、わしが教えてやる。

 まさかのツンデレw ハンスさんとの想い出が可愛らしくてついニヤリとしてしまいました(笑)。こういう記憶が、ロイくんを支えていくんだなぁ、と思うとほっこりしますね!
 また、ハンスさんのトールハンマーをちゃんと届けるんだ、というわかりやすい目標がロイくんを応援しやすい態勢を作ってくれています。
 それにしても、陽に照らされた小川が首飾りの輝きのように見えるってすごいなぁ、と唸りました。背景描写が逐一秀逸で、行ってみたい場所だなぁ、と何度思ったことか。まあ、モンスターとかいて危ないから実際は嫌ですけど(笑)。
 イビルコロボックル戦では、おっ、フラグ来たっ! と思わず前のめり。着実にゆっくりと強くなるロイくんに共感が持てます。――とか思ってたら薬草勝手に入手しちゃってオイオイ、とか突っ込んでるうちにグールさんが再登場!? えっ! このどんでん返しはすごい……! もうフラグ回収かっ!(笑)
 行儀よくやってると死んじゃうと学びました。そんなところにファンタジー要素をひしひしと感じます。現代日本の思考じゃダメだなって。

 そしてクルトくん登場。
 正直、最初は「知っているのか、クルト!?」状態だったんですが、ホビット族の描写やクルトくんの口調から賢さが見えてきて、なるほどなぁ、とすんなり納得してしまいました。きっと外のモンスターから村の防衛をするためにも必要な知識だったんだろう、って。
 あと、形見の『どうのつるぎ』を持ち替えてくれたのにはほっとしました。やっぱり、刃毀れしないハンスさんの剣とはいえ本来は消耗品ですし、脂汚れとか落ちないレベルにまでなっちゃったら嫌だなぁ、となんとなく思ったんです。汚れるだけならいいけど、なにかの拍子に折れちゃったら嫌ですし。どんだけハンスさん好きなんだ自分、って感じですが(笑)。

>まあな。うちの親たちが戻って来るまでナズルを守らなきゃならないからな!

 このセリフが、実はナズルの村人たちが何人か、クルトと同じようにどこかで隠れてるんじゃないか、という希望を持たせてくれました。まあ、大半はアンデットにされちゃってるんですけれども。

 ウィル・オ・ウィスプ戦は熱かったですね!
 とくにロイくんの果敢な姿がハンスさんとかぶって見えました。たぶん、自分に言い聞かせる意味もあったんだろうな、って。
 クルトくんにはつらい戦いでしたね。ただのゾンビでなく、妹の面影を残したゾンビ。もう死んでるとはいえ、その遺体を傷つけねばならない葛藤が重くのしかかってくるようでした。

 さらに二節も終わり頃にまさかのティアマトさま登場! 意外に早い。しかも一章のラスボスっぽいサミュエルさん付で登場とは熱いです。
 なによりティアマトさまから漂うお局臭!(笑)
 いまから対決が楽しみです。

 陰惨な出来事のあと、旅立ちがいつも晴れやかな天気なのは、いやいや暗いことに負けるもんか、というロイやクルトの前向きさを表していて、こちらも元気づけられるようです。

 ジルとかクルトの両親とかトールハンマーを渡す相手とか、いろいろ散りばめられた伏線に期待しながら第三節に読み進んでいきます。
 でも、さすがにこれ以上は長いので、まずはこの辺で。
 長文失礼しましたm(_ _)m
聖騎士    [2012年 03月 28日 (水) 22時 10分 44秒]
おみとさん、感想ありがとうございます。

とても丁寧に書いていただいて感激しました。
センチとミリは作中に登場させていません。
概念として出てこないんです。
でも「アクア」と「ファイア」は別の単位として第二章から出てきますよ^^

ハンスが渋くてかっこいいって、初めて言われたかもしれませんw
実は第四章から出てくるドルマの方が人気あるんですよね。
老人とマーヤは…
どうでしょうね?w

ハンス確かにツンデレですねw
描写にはいろいろ工夫して書いてます。
でもそろそろネタ切れ…ww
語彙力がないのです(-_-)
そうですね。
完全異世界型で書いてるので、常識や既成概念も現代日本とは異質にしなきゃならない。
でも変えすぎると読者がついて来られない。
そのバランスが難しいところですね。
ロイの武器は、第五章の最後の方で固定します。
それまではもう一回別の武器を装備することになりますよ^^

ミルカは意外に連載当初人気の高かったキャラです。
イラストまで描いてくださる読者さんもいらっしゃいましたね。
第一章のラスボスは一応ティアマトです。
その部下がサミュエルですね。
第三節はサミュエルが相手です。
物理攻撃が通じない敵に、ロイくんはどうやって対抗するのか。
納得していただけるか心配です(-_-)

そうですね。
第一章から第三章までは伏線バラまき状態ですw
いろいろモヤモヤされるかもしれませんが、どうかまったりとお付き合いくだされば嬉しいです。
これからもロイくんを、ぜひよろしくお願い致しますm(_ _)m

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございました!
投稿者: 湯浅照幸    [2012年 02月 19日 (日) 23時 56分] ~14歳 男性
▼良い点
設定が細かく、はっきりしているところ。
▼悪い点
なし
▼一言
自分はまだ超初心者ですがこんな小説を読んでみたいと思っていました。
設定がとてもおもしろくて読みやすかったです。
参考にしたいです!
聖騎士    [2012年 02月 20日 (月) 19時 10分 43秒]
湯浅照幸さん、初めまして。
感想ありがとうございます。

褒めていただいてありがとうございます。
初心者ということはこれから執筆されるのでしょうか。
参考になれれば幸いです。
作品を投稿されたら教えてくださいね^^
ぜひ拝読いたします。

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございますm(_ _)m
投稿者: 4260    [2012年 02月 13日 (月) 11時 12分] 18歳~22歳 男性
▼一言
こんにちは、第一章読み終わりました。

6話の間で重要な人物が何人も亡くなっても、それに波瀾万丈の出来事が繰り返えされても、光のように前向きで強く生きるロイの姿に驚きました。

それに、映画のような迫力と壮大さにも驚きました。
なんだか指輪物語を思い出しましたね。

あと、文章ではなく映像としても観たくなりました。

第二章でのロイの成長やこれからのロイの成長に大きく期待しています!!
聖騎士    [2012年 02月 13日 (月) 19時 04分 22秒]
4260さん、感想ありがとうございます。

こんな長いお話を読んでいただいて恐縮です。
少し主要人物が死に過ぎるとのご指摘もいただいたのですが、基本的に「ミンナシンジマエ」な作者なものでこういう感じで話は進みます。
映画のような迫力と壮大さなどと、壮大なスペースオペラを書かれている4260さんに言っていただけるのは身の縮む思いです。
「指輪物語」は大好きなので、あのような雰囲気を出せれば嬉しいですね。
読者の脳内に映像を浮かべられるような文章は小説を書き始めてからずっと模索していることなので、そう言っていただけると無上の喜びです。
第二章は第一章より更に長いですが、まったりと読んでいただければ幸いです。

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございます。
投稿者: Lightning    [2012年 02月 01日 (水) 10時 41分] ---- ----
▼一言
やはり設定のしっかりしたものは読み応えがありますね。(自分の名前がその一部ですが)
私としてはネクロマンサー戦が、いまのところのお気に入りです。ファンタジーといえば、ただ単に魔法や剣技の連続、罵り合いの戦闘という感じのものも多いです。しかしこの作品は敵と自分の個性を活かして戦っていますから、読み応えに繋がってくるのかなと推測しました。
どのモンスターとの戦いでもこのことがなされていましたが、ネクロマンサー戦はそれだけでなく心理描写がすごかったと個人的には思います。
雑魚モン同士の戦闘時、心理描写はありふれたものでした。(別にこれが悪いと申してはいませんよ)それを重ねていって、中ボスで集約した。いままでの積み重ねが思い起こされて、ただの戦闘じゃないって思ったんです。
動きでスピード感を出して戦闘らしくせずに、しっかりとした文章で迫ってくる。私にはできない技です。
これで次のステップに進めるぞ、という気持ちになりましたしね。
こういうところが、Xanaduの特異点なのではと思いました。
じっくりと読ませていただきます。
聖騎士    [2012年 02月 01日 (水) 19時 10分 32秒]
Lightningさん、感想ありがとうございます。

名前が同じって何か親近感湧きます。
ネクロマンサー戦というと第一章第三節ですね。
ロイくんが初めて光の魔法を自分の意志で使った戦いです。
僕もあれは好きです。
クルトが残念だったのですが、それも物語全体を通してみれば大切な出来事なんです。
心理描写そんなよかったでしょうかね。
そう言っていただけると嬉しいです。
戦いって、僕はどうしても理由を求めてしまうんです。
特にこういった正統派ハイ・ファンタジーだと、勇者って品行方正の優等生でなきゃならないってイメージが強くって。
ロイくんは決して好戦的な勇者じゃないんです。
臆病で優しくて、それでいてまじめです。
そんなキャラが誰から構わず殺しまくるって説得力ないんですよね。
それでどうしても、ロイが戦う時にはその理由をお膳立てしてやらなきゃならないんです。
もしこの世に殺人罪がなくなったら、この世は無法地帯になるか。
僕はそうならないと思うんです。
人は基本的に優しい。
暴力的な一面はま違いなくありますが、最終的には優しく理性のある生き物だと思っています。
いえ、思いたいんです。
だからロイくんには、そういう僕の理想を重ね合わせています。
モンスターを殺すにも理由が必要なんですね。
まぁそれも次第に慣れてきてしまいますが。
スピード感はこの小説を通して修行させていただいています。
まだまだですが、これからもがんばって研究していきたいと思っています。
長い長いお話ですが、どうぞお付き合いくださいm(_ _)m

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございます。
投稿者: 4260    [2011年 12月 20日 (火) 19時 28分] 18歳~22歳 男性
▼一言
 初の感想となります。

 まだ最初の方ですが読んで行っていこうと思います。
気を落ち着かせてますね、その為には。

 このようなハイファンタジー作品はやはりファンタジーの中では一番良いですよね、学園ファンタジーよりも。
指輪物語やドラゴンライダーなど、他色々の作品など有名ですよね。

 あと個人的にはPCの理由で活動休止中のファンタジーオンラインゲームが懐かしく思えてきましたね……(再開したくなりました;(事実))

 主人公のロイが、これからの長い話しで少しずつ強く成長していく事に期待しています。
それと様々な場所で起こる活劇もですね^^


 私の作品はこのようなファンタジーを下地としておりますが、この作品とは世界と文明が大きく違う、科学技術が非常に発展したSF世界です。
 でも主人公と黒幕の人物の裏は、そちらの作品の主人公のロイと僅かだけ似た感じですね。(こちらの方は、それが分かるのが話の後の方になると思うんですが。)
 だけれども同じように主人公は少しずつ成長していく感じです。

 互い期待しながら頑張っていきましょう。
聖騎士    [2011年 12月 20日 (火) 19時 37分 39秒]
4260さん、感想ありがとうございます。

好みは人それぞれだと思いますが、僕はこういう重厚な世界観を持つハイファンタジー好きなんです^^
「指輪物語」とか「ゲド戦記」とか。
そういう作品に憧れて書いている作品です。
RPGゲームも多少は意識して書いているので、そう思っていただければ嬉しいです^^
このお話は最強物ではなく成長物なので、だんだん強くなっていきますよ。
最終的には最強になると思いますがw

何か後半は感想というより自作品の宣伝ですね(^_^;)

貴重なお時間を拙作に割いていただいてありがとうございました。
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m
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