宮崎県立日南病院:飼い犬のX線写真撮影 看護師らを処分

毎日新聞 2012年05月02日 19時44分(最終更新 05月02日 19時57分)

 飼い犬のX線写真を宮崎県立日南病院(同県日南市)で私的に撮影したとして、県は2日、撮影を依頼した同院放射線科の非常勤女性看護師(33)を停職15日、撮影した同院の男性放射線技師(51)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。県病院局は「私的に施設を利用したうえ、感染症のリスクもあった」としている。

 県によると、看護師は3月10日夜、当直だった技師に、飼っている小型犬の脚のX線撮影を依頼。犬は生後約1年で、看護師は「脚を過去に2回骨折しており、状態を確かめたかった」という。

 看護師は翌11日、X線写真を動物病院に持ち込み、犬の診察を受けた。写真に「県立日南病院」と記載されていたため、不審に思った動物病院関係者が県に通報し、発覚した。

 2人は「軽い気持ちでやってしまった」と話しているといい、撮影費用を発覚後に払った。渡辺亮一県病院局長は「再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。【菅野蘭】

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