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エンタメ
【紅白歌合戦】回顧(下)震えていた西田敏行 感極まる歌手たち
「なでしこジャパン」のキックオフで始まった今回の紅白は、女性たちが活躍した年にふさわしく、7年ぶりに紅組が勝利した。
全体を振り返ると、今回は被災地応援のテーマが前面に出たこともあり、「歌合戦」でありながらも紅白の対決色は薄れた。そのため、恒例の紅白「応援合戦」が省かれることになり、これは逆に番組全体を引き締める効果があったように思える。応援合戦が本当に必要なのか、次回以降は考える余地があるだろう。
また、「絆」を強調したためか大人数のステージが例年より目立ち、肝心の歌手の力量が視聴者に伝わりづらいところもあった。西野カナさんが自らの曲「たとえ どんなに…」を、バックダンサーもなくひとりで歌い上げる姿は、かえって新鮮に映った。
紅白ならではの豪華キャストの活用と、歌手の歌をじっくりと聴かせることとのバランスは、果たして成功したのだろうか。今回は震災という特殊事情はあったが、歌それ自体が持つ魅力を伝えるステージをもっと見たい。権威である「紅白」がそうであれば、音楽シーンは、さらなる盛り上がりを見せるはずだ。
蛇足ながら、記者側の不満を一言付け加えれば、本番前にNHKが行う小出しの広報活動は何とかならないものか。「出場歌手発表」「曲目発表」「曲順発表」に加えて、「審査員が決定」「東北支援イベント第1弾が決定」「第2弾が決定」…。スポーツ紙などがその都度報じるため、宣伝効果を期待している面もあるのだろうが、「まとめて発表してくれ!」との言葉がのどから出そうになるこの1カ月間だった。
(織田淳嗣、竹中文)
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