上杉隆の東京脱力メールマガジン
元ジャーナリスト上杉隆の新たな挑戦!政治からゴルフまで大手メディアが取り上げることのできないニュースを続々配信します。他メディアでは絶対に知りえないスクープも、権力からの圧力に屈することなく、真相をお伝えします。
【著者紹介】 上杉隆
元ジャーナリスト(無所属/内閣総理大臣非公認): 1968年福岡県生まれ、東京都育ち、のち放浪。ホテル、テレビ、衆議院議員事務所、米紙東京支局等を経て、2002年よりジャーナリストとして活動。同年「第8回雑誌ジャーナリズム賞企画賞」受賞後、「4D政策」。2003年、全日本パブリックゴルフ選手権予選落ち、北朝鮮入国、イラクは失敗。2004年、入院@パリ&東京、リハビリ@山梨&軽井沢。2005年より「Stoic & Luxury」を標榜し、本ブログを開始。「東京脱力新聞」「週刊東京脱力」「東京脱力新聞2.0」を経て、2009年「Stoic & Luxury」の新境地へ。
【サンプル】
Vol.122
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上杉隆の東京脱力メールマガジン
『40万メモリーク 原発政策 誰がマクナマラを笑えるか 』
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◎枝野幸男官房長官/0506昼(1146~)/定例会見/官邸会見室
【政府組織の改編】
「私から2点報告する。まず本日の閣議だが、人事案件として叙位および叙
勲が決定された」
「引き続き、東日本大震災の関係の政府組織について、総理の指示に基づき整
理を進めて参ったが、原則として5月9日付でお手元の資料の通り、整理をす
ることとしたので報告し、説明する。
ご承知の通り、政府においては、東日本大震災への対応に万全を期するため、
緊急災害対策本部と原子力災害対策本部をそれぞれ設置してきた。これはいず
れも、法律に基づき、設置が義務づけられているものだ。この2つの本部を基
本として避難者の生活支援や、原発事故に伴う補償など個別の重要課題にかか
わる対策の実施組織を必要に応じて設けてまいった。
一方、これら実施組織においても、本部という名称を用いたり、あるいは相互
の関係が不明確であるなどとの指摘を受けたことから、組織が複雑で、指揮命
令系統が直接機能していないではないか、といった危惧をいただくに至った。
こうした危惧を払拭することと、それから震災から2か月近くが経過し、復興
に向けた取り組みも必要となるなど、状況も変化していることから、こうした
組織を改めて整理したところだ。今後は従来からの2つの本部、緊急災害対策
本部と原子力災害対策本部。そしてこれに、復興対応のための組織対策本部を
設け、この3つの対策本部を基本に、それぞれの下に各組織が存在をし、総理
の下で明確な指揮命令系統のもとで動いているということをわかりやすく伝え
たいと思っている」
「具体的にいくつかポイントを申すと、被災者生活支援特別対策本部と原子力
発電所事故による経済被害対策本部については、メンバーを固定せず、活動が
より機動的に行える位置づけに改組する。また、事実上の組織である、福島原
子力発電所事故対策統合本部については、政府・東京電力統合対策室に改組し
て、政府における位置づけを明確にする。電力需給緊急対策本部については、
近く予定している夏期電力需給対策策定後に、電力需給に関する検討会合に改
組する。
お手元に記者の皆さんには資料があるかと思うが、それぞれのトップが総理で
ある対策本部のもとの今回、名称変更、整理するチームなどにおいては、会議
体が目的ではなくて、それぞれの事務局の体制をそれぞれ指揮しているが、各
省横断的に、各省から選りすぐりのメンバーに集まって頂いて、チームとして
作業を進める。
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上杉隆の東京脱力メールマガジン
『40万メモリーク 原発政策 誰がマクナマラを笑えるか 』
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◎枝野幸男官房長官/0506昼(1146~)/定例会見/官邸会見室
【政府組織の改編】
「私から2点報告する。まず本日の閣議だが、人事案件として叙位および叙
勲が決定された」
「引き続き、東日本大震災の関係の政府組織について、総理の指示に基づき整
理を進めて参ったが、原則として5月9日付でお手元の資料の通り、整理をす
ることとしたので報告し、説明する。
ご承知の通り、政府においては、東日本大震災への対応に万全を期するため、
緊急災害対策本部と原子力災害対策本部をそれぞれ設置してきた。これはいず
れも、法律に基づき、設置が義務づけられているものだ。この2つの本部を基
本として避難者の生活支援や、原発事故に伴う補償など個別の重要課題にかか
わる対策の実施組織を必要に応じて設けてまいった。
一方、これら実施組織においても、本部という名称を用いたり、あるいは相互
の関係が不明確であるなどとの指摘を受けたことから、組織が複雑で、指揮命
令系統が直接機能していないではないか、といった危惧をいただくに至った。
こうした危惧を払拭することと、それから震災から2か月近くが経過し、復興
に向けた取り組みも必要となるなど、状況も変化していることから、こうした
組織を改めて整理したところだ。今後は従来からの2つの本部、緊急災害対策
本部と原子力災害対策本部。そしてこれに、復興対応のための組織対策本部を
設け、この3つの対策本部を基本に、それぞれの下に各組織が存在をし、総理
の下で明確な指揮命令系統のもとで動いているということをわかりやすく伝え
たいと思っている」
「具体的にいくつかポイントを申すと、被災者生活支援特別対策本部と原子力
発電所事故による経済被害対策本部については、メンバーを固定せず、活動が
より機動的に行える位置づけに改組する。また、事実上の組織である、福島原
子力発電所事故対策統合本部については、政府・東京電力統合対策室に改組し
て、政府における位置づけを明確にする。電力需給緊急対策本部については、
近く予定している夏期電力需給対策策定後に、電力需給に関する検討会合に改
組する。
お手元に記者の皆さんには資料があるかと思うが、それぞれのトップが総理で
ある対策本部のもとの今回、名称変更、整理するチームなどにおいては、会議
体が目的ではなくて、それぞれの事務局の体制をそれぞれ指揮しているが、各
省横断的に、各省から選りすぐりのメンバーに集まって頂いて、チームとして
作業を進める。
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- 2012/04/30 上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.121『40万メモリーク再開 原子力政策転換の日1』
- 2012/04/26 上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.120『 小沢一郎無罪 日本の狂騒と私の誤報 』
- 2012/04/24 上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.119『ドイツ紀行(3日目)ある新聞記者の死』
- 2012/04/23 上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.118『 石原慎太郎都知事 尖閣諸島の裏舞台 』
- 2012/04/12 上杉隆の東京脱力メールマガジン Vol.117『 ドイツ紀行(2日目)教会とイノシシ 』