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細野環境相 水俣救済策チラシ配り
5月2日 17時52分

細野環境相 水俣救済策チラシ配り
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国の基準では水俣病と認められない人のための救済策の申請が7月末で締め切られるのを前に、細野環境大臣は、熊本県水俣市で救済策を説明したチラシをみずから配って申請を呼びかけました。

国の基準では水俣病と認められない未認定患者に1人210万円の一時金を支払うなどとする救済策の申請は、ことし7月末に締め切られます。
1日、水俣病の犠牲者を追悼する慰霊式に出席した細野環境大臣は、期限までに1人でも多くの人に申請してもらおうと、2日、水俣市内のスーパーの前でチラシ配りを行いました。
細野大臣は「皆さんの周りで、もしかしたら水俣病の被害者の方ではないかとか、何らかの体の不自由な方がおられたら、ぜひ申請をしていただけるよう声をかけていただきたい」と買い物客などに呼びかけました。
救済策の申請者は熊本県と鹿児島県で5万2000人近くに上っていますが、偏見などを心配して申請をためらう人がまだ多くいるとみられています。
細野大臣は記者団に対し、「われわれがやらなければならないことは、幅広い救済という意味では7月末の申請期限があるということを知っていただくことであり、とにかく皆様に手を挙げていただくことだ。その責任は全うしたい」と述べ、救済に漏れのないよう国として全力で取り組む考えを改めて示しました。

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