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「ガリレオ」

ばりに、今日は考察から入りたいと思います(笑)。

本日の考察は、以前「Blog」でも軽くお話をさせて頂いた「オマケ」こと

「Levi's」のデニムパンツの「トッポボタン」裏に刻印された「16」のお話。

この「16」という数字、未だ謎が多く、全てがはっきりとは解明されていません。

ですが、本日は、「あくまで」個人的な考察という事で…(笑)。

まずは、下記の年表を頭に入れてみて下さい!

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「1954~1960 LEVI'S 501 XX 紙パッチ ギャラ 刻印 無しor2桁の数字orアルファベット

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「1960~1965 LEVI'S 501 XX 紙パッチ ギャラ無 刻印 2桁の数字orアルファベット

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「1966~1968 LEVI'S 501・501 紙パッチ 刻印 アルファベットor1桁の数字

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「1967~1969 LEVI'S 501 Big "E" TYPEシリーズ 刻印 アルファベットor1桁の数字

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「1968~1970 LEVI'S 501 Big "E" 刻印 1桁の数字
            

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「1971~1975 Levi's 501 small "e" 66前期 主に6

あくまで、ざっくりとした目安です。

トップボタン裏の刻印についても様々な憶測がありますが

一般的には「生産工場」を表すと言われています。

上の年表で言うと、「2桁の数字」が使用されていたのは

1954~1965年」という事になります。

ちなみに私が今までに見てきたデニムで、「16」が装備されていた物は

「50's 501XX」・「60's 501XX」・「501 Big "E"」・「502 Big "E"」・「501 66前期

そして、「517 Big "E"」!←☆ここが、重要☆!

「517 Big "E"」は「1970~1971年」までの生産期間が僅か、「1年間」のみ。

ですが、上の年表でいくと、「2桁の数字」が使用されていたのは

1954~1965年」。

当てはまりません…。

過渡期は別としても、おおまかに言えば

「XX = アルファベット」→「Big "E" = 1桁の数字」→「66 = 6」のはずなのに

なぜ、各年代のモデルに「16」が存在するのか…。

ここまでで、製造年を表すという事は、はいっ、消えたと(笑)。

そして、「2つ目」の考察。

「16」を装備している物は、通常のモデルと作りが違うことが殆ど。

左右の耳幅が違う」・「アキュートの先の鋭角が深い

イエローステッチ(綿糸)の使用率が以上の高い

付くはずのないパーツが付く

例えば、「66前期」なのにコインポケットに耳が付くというような事。

そして、最大の特徴!

明らかにインディゴの質・色、そして生地感が違う」という事!

上記の作りのバラバラさから

「イレギュラー」商品か?との考察も出来ますが

「Levi's」のイレギュラーは

パッチやスレーキなどに「イレギュラースタンプ」を押す事が殆ど。

そして、「イレギュラー」として販売された物は

大抵が「パッチ」と「タブ」が切り取られています。

今、現在、当店に「フラッシャー付きのデッドストック」が完品でありますから(笑)、

イレギュラー説も、はいっ、ここで消えたと(笑)!

そして、この「デッドストック」こそが私にヒントを教えてくれてたんです!

「66前期」は内側に縮小率を表す「紙タグ」が付いていますが

この「デッドストック」

ここに入るはずの「SF 207(サンフランシスコ工場を表す)」が無いんですっ!

余りにも作りがバラバラ過ぎて、

もし仮に、「トップボタン裏刻印」が生産工場を表すのであれば

余りにも「16」工場は適当なんだなと(笑)。

しかも、「16」工場は生産効率が悪いのか、

極端に他の工場に比べて、数が少ないんだな(笑)と。

けど、効率が悪いのに

閉鎖されずに「1954~1975年」まではあったんだ、みたいな。

が、ここでまた

つじつまが合わない事が出てきます。

なぜ、他の工場が「アルファベット→数字→6」と表記の仕方を変えていったのに

「16」は変えないの?という、疑問。

「16」工場は、「本社」からの通達を無視出来るんだなぁ(笑)と。

特別なんだなぁ(笑)と。

そして、この「特別である事」こそが、全ての鍵を握るのです!

いよいよ、あくまで私の「個人的な考察」を「披露」致します!

「トップボタン裏 16」=「Levi's 本社にて作られたテストサンプルモデル」!

コレです!

年代に当てはまらない・作りに統一性が無い・極端に数が少ない。

そして、まるで手で染めたかのようなインディゴ。

合致すると思いません(笑)?

結局は、作った人しか解らないですし(笑)、

格好良ければ良いジャン(笑)?と言ってしまえばそれまでなのですが…(苦笑)。

こんな事を考えたり、色落ちや状態から

持ち主の職業・体の癖・その当時の環境を想像したりすると

きっと、「デニム」を選ぶ事が面白くなると思うんです!

ただ、言えるのは「16」はかなりの確率で

素晴らしい「色落ち」をしてくれます!私も、実は愛用中です(笑)。

ただ、それだけです(笑)。長い前説に付き合って頂き、有難う御座いました(笑)!

こんばんは、ヨウです!

という訳で、明日は金曜日ですので当店「Americanstock」の新商品入荷日

今週は、私の説明不要(笑)!

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鉄板」です!(笑)

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄り頂けたらと思います。

STAFF一同、心よりお待ちしております!

では、本日はこの辺で!

SEE YOU NEXT!

P.S.

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店長の「マサ」さんをパクって本日の1曲(笑)♫

ASIAN KUNG-FU GENERATION 「ムスタング」

私、今、「ソラニン」の世界観にはまりまくっています(笑)。


         

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