3人のプレイヤーが仕掛ける
利権復活の動き
ところが、最近になって、道路利権の復活を目論む動きが盛んになっているという情報が霞ヶ関と永田町を中心に頻繁に出回るようになりました。
今年6月は民営化された道路各社の経営陣の交代のタイミングに当たりますが、ちょうど震災を機に道路などの公共事業予算も再度増え始めているので、政治家/官僚/土建業界に融和的な民間人を道路各社のトップに据えて、談合や随意契約、更には目立たない形での官僚の天下りがやりやすい、かつてのようなゆるい経営体制に戻そうという動きが活発になっているのです。
噂によると、そうした道路利権復活に向けた動きを仕掛けているプレイヤーは3人います。
1人は、国交省に政務三役として入っている政治家です。ちなみに、問責決議を受けた大臣ではないのですが、どうやらこの政治家は、高速道路について民主党としての戦略や改革マインドが何もない中で、個人的な私怨と官僚への恩売りや献金などの利権取りがその動機となっているようです。
もう1人は、ある経済団体の幹部の人です。2年前の人事がまったく意に反したものとなり、土建業界とか利権に理解ある民間人がトップに登用されなかったので、今回の人事で道路各社の経営陣のポストを奪還して、利権に理解ある人を押し込んで、利権に関係する企業などに恩を売りたいようです。
どうやらこの2人は旧知の仲のようであり、基本的にはこの2人が利権復活に向けて道路各社のトップ人事を仕切ろうとしているのですが、そこに加わった最後の一人は東京都の元大幹部です。この人は、利権絡みのさばきでは未だに東京都の中では実力者のようです。
この人は、もともと首都高速道路公団の経営陣の一角は東京都出身者のポストだったのでそれを復活させるとともに、1兆円に及ぶであろう首都高架け替えの利権を漁ろうと、2人の動きにシンクロしたようです。