ミズノこだわりの逸品。
フィットネスシューズ WAVE DIVERSE LG2 5KE100

2006年の発売以来足にフィットする軽量性や安定・安全性に、プロから一般ユーザーまで根強い人気を集めてきたウエーブダイバースLGがついにモデルチェンジ。足の動作解析によって生まれた新屈曲溝構造を搭載、屈曲性を高めつつ前モデルと同等の重量をキープしま した。現場のプロ達が納得する新モデルのフィットネスシューズです。

シビアなプロ達に選ばれた超軽量シューズ

――― プロ、そして一般ユーザーまで幅広く愛されているウエーブダイバースLGシューズですがその魅力について詳しく教えてください。

(右)ミズノ株式会社ウエルネス・スポーツアパレル事業部マーケティング部三好 彰(左)ミズノ株式会社商品開発本部 技術開発部岡本 英也
(右)ミズノ株式会社
グローバルフットウエア
企画生産部
三好 彰

(左)ミズノ株式会社
商品開発本部 技術開発部
岡本 英也
2006年に初めて発売したLGは始めプロやインストラクター、上級者の方から非常に優れているという評価をいただいて、それが口コミで広がり現在では累計15万足を販売している人気シューズです。
フィットネスに必要な安定性や安全性、グリップ力。いろんなこだわりの機能を搭載したシューズですが、ウエーブダイバースLGと聞いて使っている皆さんが一番に想像されるのは"軽さ"というイメージではないかと思います。それくらいLGの軽量性は大きく支持されている要素ですね。
今回はミズノアドバイザリースタッフであり、プロ選手、インストラクターとしてLGを始めミズノのシューズを使っていただいている野村健一郎さんにも来ていただきました。
【野村健一郎 プロフィール】
ミズノアドバイザリースタッフ
ライフスポーツKTV所属

競技エアロビック、シングルでは4度、ペアとトリオを合わせて6度もの世界チャンピオンになるという偉業を達成。国内でも歴代の大会で数多くの優勝を果たし、現在ではトレーナーやインストラクターとして第一線で活躍し続けているフィットネスの権威。

――― 野村さんにとってこれまでのLGとはどんな印象ですか?

野村 やはり軽さのイメージは強いシューズですね。特に見た目も決して重くは見えないシューズですが持ってみると予想以上の軽さに驚かされます。もちろん軽いシューズは他にもありますが、軽いだけだと安定性が低くなることや軽さに付随するネガティブな面も多いんです。でもLGは軽いけど安定感、信頼感がある。その見た目や軽さとのギャップ、そして使い心地の満足感がシューズ選びに最もシビアなプロたちに選ばれた理由であり、口コミでプロから一般ユーザーへ広がり根付いていった理由だと思います。


ですから、今LGを履いているユーザーさんがLGの新モデルが出たと聞かれたら「軽いんだろうな」というのが最初のイメージだと思うんです。だからその期待感は絶対に裏切れないなというプレッシャーの中で今回のLG2はソールの強度を高めながら前モデルと同等の250g(23.5cm片方)を実現しています。

元々かなり削ぎ落としていたシューズですが、野村さんに実際履いてもらったり相談し細かいパーツを外したり薄くしたり、必要な部分や安定性を維持しながらここまでたどり着きました。軽いだけでは履いていても疲れてきますからそのバランスにはこだわっています。
野村 はかりの上に載せた数字と実際に手に持つのは全然違うし、重さは同じでもフィッティングの感覚はかなり違います。僕らは軽くしたいと簡単に言いますが、最終的には数字じゃなくて感覚に訴える靴自体の機能性やミズノの技術がこのフィッティングを作りあげているんだと思いますね。
一本一本に意味を持つ

――― 「新屈曲溝構造」ということですがどのような機能でしょうか。

この新屈曲溝構造は今回のモデルチェンジの一番のポイントです。通常靴の裏側には足の動きに合わせて靴が曲がりやすいように屈曲溝が作られていますがフィットネスを含めたインドアスポーツで重要なのはこの溝の幅と深さです。
それぞれの溝は内側にクッション性、外側に安定性を備えかつ全体の屈曲性を損なわないようにするため、内側は浅く広く、外側は深く狭くしました。屈曲溝の形状と配置はインドアスポーツ特有の足の動きを詳細に分析し、それぞれの動きに対応させた4本の屈曲溝を配置しました。フィットネス特有の横の動きをよりスムーズにするために、縦方向への溝も新しく取り入れています。
今回のLG2は野村さんに2ヶ月間試験的に使っていただいています。

――― 実際にお使いになっていかがでしたか?

2ヶ月間で80本くらいのレッスンで使ってみて、靴って横方向にもこんなに動くんだという新しい発見があって面白かったですね。もともと僕は屈曲性には強いこだわりがあって昔から靴が気に入らないと彫刻刀で溝を掘ったりすることもあったくらいですが、このシューズはバランスがとれていて靴の足の動きがさらにフィットしていると感じました。特に今のエアロビクスはジャンプより歩いてのコンビネーションが増えているのでそういった意味でも方向性の多様化が求められていたと思います。

やっぱりこの部分が動くか動かないかで足の動きも足の長さも、腕や肩まで動きが変わってきますから。溝は靴選びの重要なポイントですね。

それから、同じ横方向の動きではかかと部分にミズノウエーブプレートを入れています。この波形のプレートは踏み出しの動きには良く曲がり、捻挫などに繋がりやすい横揺れに強い性質を持っています。また波形ですのでクッション性が高いことが特徴ですね。これが溝構造と合わせて屈曲と安定感のバランスを取っているんです。また、設計としては靴の中で足が遊ばないようタイトなデザインにしています。
野村 そのタイトな履き心地はサポート機能に現れていますね。足首回りはテーピングをしているときのような安定感があって僕の周囲でも好評です。
大きなプレッシャーを感じた苦難の開発

――― 超軽量だと気になるのは耐久性ですが、耐久性に関しての工夫は何かありますか?

耐久性に関しては以前使用していたapミッドソールから、軽量かつ高反発で耐久性が向上したap+ミッドソールにバージョンアップしました。反発性が高いことで足がぽーんと跳ね返りやすくなりますし、クッション性の持続力も良い素材です。この素材を使うことでシューズの性能がより長持ちするようになっています。

また蒸れやすさを考慮し靴の中央にはミズノインタークールという通気口を作り、快適な履き心地を目指しました。

――― 話は変わりますが、フィットネスでダンスシューズを履いている方をよく見かけますが、フィットネスとダンスシューズの違いとは何でしょうか?

野村 一番の違いは床ですね。エアロビクスでダンス要素を取り入れたものも人気が高まっていますが、フィットネスは床がグリップしないと危険な一方、本物のダンスは床が滑った方が良いので真逆の機能です。レッスンでダンス用を使っている方も見かけますが安全性を考慮してきちんとシューズ選びをしていただきたいですね。

――― では最後にLG2の購入を考えている方に一言お願いします。

まずはこれまでLGを使っていただいた方はもちろん、軽くて動きやすいシューズを求めている方に使っていただきたいと思います。前モデルの人気が強すぎて、これまでのユーザーの方が履き替えたときに「前のモデルの方が良かった」と思われるようなシューズは絶対に作れない。その大きなプレッシャーがあって、今回前のモデルのユーザーさん達にも納得していただいて、さらに新しいメリットを提供できるというシューズができるよう、開発に情熱を注ぎました。プロやインストラクター等、中上級者の要求に応えられるスペックと初心者の方にも使っていただきやすい安全性など様々な要素を持ったシューズです。ぜひ沢山の方に愛用いただいて、いつかLG2で埋まったスタジオを見てみたいと思います。


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