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漂着のバイク 米メーカーが修理へ
5月2日 8時5分

東日本大震災の被災地から太平洋を越えてカナダ西海岸の島に流れついた「宮城」ナンバーのオートバイについて、製造したアメリカのメーカーが、日本に送って修理したうえで所有者の宮城県の男性に届けようとしていることが分かりました。

このオートバイは、先月18日、日本からおよそ6500キロ離れたカナダ西部ブリティッシュコロンビア州のクイーンシャーロット諸島で、海岸を散策していたピーター・マークさんが見つけました。オートバイに「宮城そ428」というナンバープレートがついていたことなどから、持ち主は宮城県山元町の横山育生さん(29)と分かりました。
このオートバイについて、製造したアメリカの企業、ハーレー・ダビッドソンは、日本に送り、無料で修理したうえで横山さんに届けようとしていることを明らかにしました。オートバイは現在、発見したマークさんが保管していて、メーカーでは、近くマークさんから受け取ったうえで、日本に送る準備を整えたいと話しています。
メーカーの担当者は、「震災で所有者の男性が大きな被害を受けたと聞き、私達にできることがあればと思いました。少しでも所有者の役に立てばうれしいです」と話しています。発見者のマークさんも「オートバイが届けられることになりそうで、見つけた私もとてもうれしいです」と喜んでいます。

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オートバイ持ち主は宮城の男性 (5月1日 20時3分)

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