関越道バス事故 意識不明の重体だった3人、回復に向かう
群馬県の関越自動車道で、乗客45人が死傷したバス事故で、警察は、入院していた運転手の男を逮捕した。男は、「疲れていて、居眠りをした」と供述しているという。
逮捕された運転手の河野化山(かざん)容疑者(43)は、自動車運転過失致死傷の容疑を認めたうえで、事故の原因について、「疲れていて、居眠りをした」と供述しているという。
また、バスの運行について、河野容疑者は「高速では3回休憩をした。1回の休憩はおよそ15分だった」と話しているという。
乗務する前に石川県のホテルでとった仮眠について、河野容疑者は「寝たり起きたりを繰り返していた」と述べ、「チェックアウト後は、出発まで食事をしたりして過ごした」と供述しているという。
警察は今後、河野容疑者の取り調べを本格化させて、事故原因の究明を進めるとともに、運行会社の責任追及も視野に捜査する方針。
この事故では、いまだ乗客15人が入院しているが、意識不明の重体だった3人は、回復に向かい、命に別条がない状態だという。