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県外がれき処理、350万トンより圧縮 洋上流出予想以上
村井嘉浩宮城県知事は23日、東日本大震災で発生した宮城県内のがれき約1570万トンのうち、国や県が県外処理を必要とする350万トンについて「かなり圧縮できる」との見通しを示した。 同日あった細野豪志環境相との会談後、記者団の取材に語った。村井知事は、会談で新たに6府県に広域処理を要請する方針が示されたことを受け「県外へのお願いはこれで打ち止めと受け止めている」と述べた。 圧縮理由について知事は「津波で洋上に流されたがれきが予想以上に多かった。総量は相当程度減るのではないか」と説明。県ががれき総量と2次仮置き場での処理可能量の精査を進めている状況を踏まえ、「県内処理を加速化するとともに、精査結果を見てから県外への処理をお願いする」と話した。県は24日、県災害廃棄物処理対策協議会市町村長会で、県内の市町村長に対し、村井知事が協力を要請する方針。
2012年04月24日火曜日
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