政治安倍さんを再び総裁に! あの自民“参謀”が今語る怒り「『ゲッベルス』冗談じゃない」+(2/4ページ)(2012.4.29 18:00

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安倍さんを再び総裁に! あの自民“参謀”が今語る怒り「『ゲッベルス』冗談じゃない」

2012.4.29 18:00 (2/4ページ)自民党
映画「スーパー・チューズデー」について感想を述べつつ、日本政治の“えげつなさ”についても語った世耕弘成参議院議員

映画「スーパー・チューズデー」について感想を述べつつ、日本政治の“えげつなさ”についても語った世耕弘成参議院議員

候補者の悪口が一番聞ける場所は…

-映画と似た部分が日本の選挙にはある?

世耕「選挙は『現代社会において唯一認められた合法的な戦争』。まさに血を流さない、武器を使わない戦争だということを、映画では痛感できました。選挙をそばでやっている人が、一番候補者の弱点をよく知っているんです。僕がよく言っていることだけど、候補者の悪口を聞きたければどこへ行けばいいか。その候補者自身の事務所ですよ、そこに10分も座っていれば、『頭が高い』『スピーチが下手だ』とか候補者の悪口がたっぷり聞けますよ(笑)」

-総裁選でも?

世耕「もちろん。選挙スタッフは、候補者を心の底から尊敬している人も中にはいるかもしれないけど、多くの人はそれを機会に自分もステップアップしようっていう野望を持った人たち。そういう意味では、忠誠心とか愛情とかよりも、『自分が、自分が…』となるのが、選挙の生々しいところですね」

今語る総裁選「谷垣氏vs河野氏」裏側

 世耕氏が“参謀”として総裁選舞台で活躍したのは、小泉純一郎氏、安倍晋三氏。そして谷垣禎一氏が勝った総裁選で、河野太郎氏を推す活動を行なった。

-河野氏のときは負けた

世耕「あの時はしんどかった。自民党が野党になって、何か変わらなきゃいけない。何か変化を求めているときに、まさに河野太郎は過激な変化を表現してくれる候補者だった。僕は河野さんに勝ち目があると思っていた。ところが、総裁選が始まって数日戦ってみて、これはまずいと思った。谷垣陣営は全派閥が付いていて、秘書軍団もいて、電話作戦や手紙を送ったりする資金もある。河野陣営は、全然それがない。最後にやれることとしたら、プロのテレマーケティングセンターに頼んで、『今、自民党を変えるには河野太郎しかない。従来型の派閥の押している人を選んでいたら、また同じことになってしまう』というメッセージを100万人の党員に伝えること。だけどお金がなくて…」

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映画「スーパー・チューズデー」について感想を述べつつ、日本政治の“えげつなさ”についても語った世耕弘成参議院議員
映画「スーパー・チューズデー」について感想を述べつつ、日本政治の“えげつなさ”についても語った世耕弘成参議院議員

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