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仙台の女性殺される 千葉・浦安のマンション

 30日午前8時5分ごろ、千葉県浦安市北栄のマンションに住む男性会社員(23)から「自室で知人が死亡している」と119番があり、駆け付けた消防隊員が胸から血を流した女性の遺体を発見した。
 浦安署は、左胸に刃物で刺されたような傷があることから殺人容疑で捜査。女性の身元は仙台市宮城野区宮城野2丁目、看護師長谷川かなえさん(23)と判明した。
 同署によると、長谷川さんは4月29日午後11時ごろまで東京都内で大学生の弟と食事しており、30日朝までに殺害されたとみられる。同署は交友関係などを調べている。
 衣服に乱れはなく、敷布団にあおむけに横たわり、布団が掛けられていた。室内に争った跡はなく、凶器は見つかっていない。
 会社員の説明では、長谷川さんは元交際相手で、大型連休を利用して遊びに来ていた。会社員は29日午後3時ごろ外出。都内で職場の同僚数人と飲酒し、30日午前7時40分ごろ帰宅。しばらくして長谷川さんの様子がおかしいことに気付いたとしている。
 長谷川さんは会社員の留守中、郵便受けに残されていた合鍵で入ったとみられるが、室内から合鍵は見つかっていない。

◎「優秀な看護師」友人ら声失う

 千葉県浦安市のマンションで30日、死亡しているのが見つかった国立病院機構仙台医療センター(仙台市宮城野区)の看護師長谷川かなえさん(23)の突然の悲報に、友人や勤務先の関係者は声を失った。
 長谷川さんは仙台市内の高校から福島県立医大看護学部に進み、卒業後の昨年4月、看護師としてセンターに就職。看護師宿舎に住みながら働いていた。
 看護学部で長谷川さんと同級生だった福島市の看護師の女性(23)は「友人から連絡を受けて知った。東日本大震災後は会っていなかった。本当に長谷川さんなのか」と信じられない様子。
 大学時代の長谷川さんについて「誰からも好かれる性格の人で、勉強にもまじめに取り組んでいた。同級生の中では大人っぽい落ち着きのある人だった」と振り返る。
 仙台医療センターによると、長谷川さんは4月29日午前7時から午後3時45分まで勤務し、30日と1日は休暇だったという。
 センターの若佐孝男管理課長は「約100人の同期の看護師の中でも特に優秀だった。人に恨まれるようなことはなかったはずなのに…」と声を落とした。


2012年05月01日火曜日


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