ニュース詳細
警戒区域解除から1か月 防犯は5月1日 20時3分
K10048344611_1205012013_1205012028
原発事故に伴う警戒区域が解除され1か月がたった福島県川内村では、立ち入りは自由になったものの、まだ居住ができないことから、空き巣ねらいなどの犯罪を防ぐための住民パトロールが行われています。
1日のパトロールには川内村の住民4人が参加し、かつて警戒区域だった地区に向かいました。
この地区では立ち入りは自由にできるものの、まだ居住はできないことから、空き巣ねらいなど防犯対策が課題になっています。
パトロール隊は、一時帰宅をしている人に声をかけたり、住宅のドアがきちんと閉まっているか確認したりしていました。
パトロール隊の猪狩安博さん(62)は、「住民が不安に思わないよう、不審な車は呼び止めるなど、パトロールを徹底したいです」と話していました。
水道管の修理のために自宅に戻っていた小林信一さん(66)は、「誰でも自由に入れるようになったので、特に夜間の防犯が心配ですが、パトロールをしてもらうと安心です」と話していました。
一方、村では元の警戒区域に自宅がある住民も村の中で生活できるよう、仮設住宅の建設が進められています。
入居の申し込みがあった50世帯分の住宅は、建物がほぼ完成しました。
1日は、室内にカーテンレールを取り付ける内装工事や、玄関につながる階段を仕上げる作業が行われていました。
仮設住宅は来月上旬までには入居者に引き渡される予定です。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|