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放射性セシウム新基準値で冊子
5月1日 4時23分

放射性セシウム新基準値で冊子
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食品に含まれる放射性セシウムの国の基準値が先月、厳しくなってから1か月となるのに合わせて、消費者庁は、放射性物質についての消費者からの疑問や不安に答える冊子を改訂し、新しい基準値の根拠を示して消費者に理解を求めています。

この冊子は、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きて以降、放射性物質についての問い合わせが相次いだことを受けて消費者庁が作ったもので、「ベクレル」と「シーベルト」の違いなどの基礎知識を一問一答形式で解説しています。
消費者庁は、食品に含まれる放射性セシウムの国の基準値が大幅に厳しくなってから1か月たつのに合わせ、内容を改訂しました。
この中では、野菜やコメなどの「一般食品」では1キログラム当たり100ベクレルと、暫定基準値の5分の1になったことや、新たに乳児用の食品に基準値が設けられたことなどを一覧表で紹介しています。
そして、新しい基準値は、被ばく量の限度を国際機関のガイドラインに基づいて年間1ミリシーベルトに引き下げたうえで、年齢の区分別に、食品の摂取量などを考慮して決めたことなどを説明しています。
消費者庁では、流通業者などが国よりも厳しい基準を独自に設ける動きが広がるなか、消費者に新しい基準値についての理解を深めてほしいとしています。
冊子は自治体などに配布されるほか、消費者庁のホームページにも内容が掲載されています。

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