April 01, 2010
posted by honowo
高速混合列車
テーマ:鉄道
こんばんは。またまたごぶさたしておりました。
今回は4月1日を記念して、ふだんとは毛色の違うネタを提供いたします。
とはいっても、下調べも裏付けもない、本当にネタでしかなく、本来ならば本ブログで公開するに値しないようなクォリティのものになってしまうのですが、そのへんはご了承くださいませ。
さて、近年、不景気と、新幹線や航空機、夜間高速バス(注1)、そして、昨年からの高速道路料金のダンピング政策により、かねてから衰退傾向にあった夜行列車が壊滅的な影響を受けております。しかし、各旅客鉄道会社はほとんどてこ入れのための価格面での見直しやアコモデーションやダイヤの改善、車両の置き換えなどの対策をとってきませんでした。このままではごく近い将来、夜行列車が全滅し、日本における鉄道創業以来続いてきたサービスがまた一つ、消えてしまいます。
しかし、本当に夜行列車が生き延びられるだけのニッチは消滅したのでしょうか?
そんなことはありません。上述のように高速バス(注2)をつかって移動する時間がかかっても交通費と宿泊費を抑えたいという需要はありますし、現に青春18きっぷのシーズンになりますと、臨時夜行列車の「ムーンライトながら」や「ムーンライトえちご」の指定券はプラチナチケットと化します(注3)。
また、高速バスには予算に多少余裕があり、快適な旅を満喫したいという方から、とになく旅費を安く上げたいという層まで対応できるよう、バス会社やツアー会社が多種多様な料金プランとアコモデーションを提供しており、路線バス会社による最も高いものでも新幹線より割安です。これでは最低でも6,300円かかる寝台料金を賦課し、その上に運賃や特急料金をとる寝台列車は生き延びられませんね。しかし、座席列車なら何とかなりそうです。
そして、重要なことは高速バスが原則、起終点間の直行便であり、それゆえにもっとも使いやすい発着時間を設定でき、渋滞がなければ早着もできるということです。つまり、伝統的な夜行列車みたいに使いづらい時間に途中駅に停車する必要がない(注4)というメリットがあるのです。
そこでほのおの試案。
(1) 旅客鉄道会社ではなく、日本貨物鉄道株式会社が高速貨物列車に旅客車両を併結する。
(2) 使用する車両は大量に量産された、E231系グリーン車をベースにしたものとし、イニシャルコストを抑える。
(3) 車内設備は現在の普通列車グリーン車並みのリクライニングシートを基本とし、空間効率の悪く、価格を高く設定しなければならない寝台は一切設けない。その代わり、台車間の1階部分を桟敷席とし(注5)、横になって寝たい旅客のニーズに対応するとともに、かつての583系同様、昼夜両用できるようにする。
(4) 各列車の起終点は原則として、併結する貨物列車と同一とし、市街地のアクセスは貸切バスにより確保し、バスの乗降時に改札を済ますことで、旅客車両への車掌乗務を省略する。
(5) チケットの販売は携帯を含むインターネット経由のみとし、コスト削減とダフ屋の介入防止を図る。
以上、構想の概略を述べました。つづきは4月1日中に書かせていただきます。
それでは、おやすみなさい。
(注1) 特に主催旅行の形態で運行される格安ツアーバス
(注2) 夜行だけでなく、昼行便も含めて
(注3) とはいっても、現実にはダフ屋のせいで指定席が満席になっても空席が目立つことがありますが
(注4) 運転停車は別ですが
(注5) 285系の「ノビノビ座席」に相当
今回は4月1日を記念して、ふだんとは毛色の違うネタを提供いたします。
とはいっても、下調べも裏付けもない、本当にネタでしかなく、本来ならば本ブログで公開するに値しないようなクォリティのものになってしまうのですが、そのへんはご了承くださいませ。
さて、近年、不景気と、新幹線や航空機、夜間高速バス(注1)、そして、昨年からの高速道路料金のダンピング政策により、かねてから衰退傾向にあった夜行列車が壊滅的な影響を受けております。しかし、各旅客鉄道会社はほとんどてこ入れのための価格面での見直しやアコモデーションやダイヤの改善、車両の置き換えなどの対策をとってきませんでした。このままではごく近い将来、夜行列車が全滅し、日本における鉄道創業以来続いてきたサービスがまた一つ、消えてしまいます。
しかし、本当に夜行列車が生き延びられるだけのニッチは消滅したのでしょうか?
そんなことはありません。上述のように高速バス(注2)をつかって移動する時間がかかっても交通費と宿泊費を抑えたいという需要はありますし、現に青春18きっぷのシーズンになりますと、臨時夜行列車の「ムーンライトながら」や「ムーンライトえちご」の指定券はプラチナチケットと化します(注3)。
また、高速バスには予算に多少余裕があり、快適な旅を満喫したいという方から、とになく旅費を安く上げたいという層まで対応できるよう、バス会社やツアー会社が多種多様な料金プランとアコモデーションを提供しており、路線バス会社による最も高いものでも新幹線より割安です。これでは最低でも6,300円かかる寝台料金を賦課し、その上に運賃や特急料金をとる寝台列車は生き延びられませんね。しかし、座席列車なら何とかなりそうです。
そして、重要なことは高速バスが原則、起終点間の直行便であり、それゆえにもっとも使いやすい発着時間を設定でき、渋滞がなければ早着もできるということです。つまり、伝統的な夜行列車みたいに使いづらい時間に途中駅に停車する必要がない(注4)というメリットがあるのです。
そこでほのおの試案。
(1) 旅客鉄道会社ではなく、日本貨物鉄道株式会社が高速貨物列車に旅客車両を併結する。
(2) 使用する車両は大量に量産された、E231系グリーン車をベースにしたものとし、イニシャルコストを抑える。
(3) 車内設備は現在の普通列車グリーン車並みのリクライニングシートを基本とし、空間効率の悪く、価格を高く設定しなければならない寝台は一切設けない。その代わり、台車間の1階部分を桟敷席とし(注5)、横になって寝たい旅客のニーズに対応するとともに、かつての583系同様、昼夜両用できるようにする。
(4) 各列車の起終点は原則として、併結する貨物列車と同一とし、市街地のアクセスは貸切バスにより確保し、バスの乗降時に改札を済ますことで、旅客車両への車掌乗務を省略する。
(5) チケットの販売は携帯を含むインターネット経由のみとし、コスト削減とダフ屋の介入防止を図る。
以上、構想の概略を述べました。つづきは4月1日中に書かせていただきます。
それでは、おやすみなさい。
(注1) 特に主催旅行の形態で運行される格安ツアーバス
(注2) 夜行だけでなく、昼行便も含めて
(注3) とはいっても、現実にはダフ屋のせいで指定席が満席になっても空席が目立つことがありますが
(注4) 運転停車は別ですが
(注5) 285系の「ノビノビ座席」に相当