April 14, 2010 posted by honowo

偽りの駅前「再開発」(2)

テーマ:その他交通
みなさんこんばんは。
今回は、前々回のつづきとして、なぜ、このような利用者無視の再開発案がまかり通ったのかを振り返ります。

さて、くだんの駅前再開発、もちろんはじめからこんな計画なんかではありませんでした。ここで今回のプロジェクトの歴史を振り返ってみると、計画そのものは1960年代からあったのですが、駅前の一等地を陣取り、日中しか営業せず、圧倒的多数派である通勤・通学客にとって邪魔者でしかないやつらによって長年塩漬け状態になっていました。

その間に東口の再開発が完了し、バブルが崩壊し、地価が下落し始めたことによって、今世紀に入ってからようやく計画が動き出しました。その当初の計画は、のサイトにも、インターネットアーカイブにも残っておらず、苦心して探したところ、このようなものでした。もしこれが実現すれば、無能怠慢なパパママストアは淘汰され、素通りする旅客と来訪する買い物客の双方にとって劇的な利便性の向上が図れたことでしょう。

しかし、そうはいきませんでした。やつらは「生活再建」というお題目を唱え、執拗な反対運動(という名のゴネり)を起こし、市当局を動かしたあげく、やつらのワガママを呑ませやがりました。もちろん、やつらの100倍か1000倍はいるであろう利用者側からは猛烈な反発がありましたが、さらなる計画の遅れをおそれた当局はこれを黙殺しました。それだけでなく、せっかく建設した仮設ビルの入居も長い間せず、店ざらしにしていたものでした。もっとあきれるのは、外野のブロガーや報道機関が「情緒がなくなる」だの「商店主の生活」だのを口にして、反対していた始末です。まったく、ふだん使っていない分際で、そんな無責任な発言はしないでもらいたいものです。

市当局は、三里塚・芝山の例にならって、自己中な地権者に対して断固とした措置をとるべきでした。

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