February 09, 2010 posted by honowo

バス共通カード廃止(2)

テーマ:バス
みなさんこんばんは。
きのうのつづきを書かせていただきます。

ところで、バス事業者がICカードを導入する利点として、どのようなものが考えられるのでしょうか?
まず第一に、こちらの中の人のブログによると、現金収入と在庫管理の手間が減ったということです。カードの在庫や手許現金(特に管理のやっかいな小銭)の有り高を減らせば、それらに固定されていた資金が浮き、同時にこの仕事のために余分にかかっていた時間、すなわち人件費が削減できますね。

第二に、停留所での客扱い時間が短縮されることです。みなさんはICカードを使うことで、駅での改札の通過やコンビニ等での会計の時間が目に見えて短縮できたことを実感されていることでしょう。同様に、一般的なワンマン方式の路線バスにおいては運転手の面前で運賃を徴収するので、停留所で止まるごとに乗降客1名あたり数秒程度、財布から現金や磁気カードを出すのに手間取ったり、もともと動作の緩慢な高齢者が乗降するときには10秒以上かかることから、この時間短縮効果は絶大です。客扱い時間が短縮できれば、運行の所要時間も当然短縮できますので、以前本ブログで論じたように、運用減によるコスト削減も期待できます。

つまり、ICカードの導入と普及はバス事業者にとって十分な経済的利点があると考えられますので、これを促すために磁気カード時代と同等以上の割引制度を維持することは可能なのです。

時間も遅くなりましたので、つづきは次回以降に。今度は具体的なあるべき割引スキームの提案を複数、行います。

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