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January 01, 2010 posted by honowo

年始のあいさつと本ブログの基本的なスタンス

テーマ:お知らせ
読者のみなさま、あけましておめでとうございます。
まだ始めたばかりではありますが、本年も交通系闘論ブログ「サクサクいこうよ!」をよろしくお願いします。
本ブログを通して、わたしたちの住まう地域の交通がより便利に、より快適に、手頃な経済的な負担と必要最小限の環境負荷で利用できるように改善されるための一石を投じることができれば、ブログ筆者として幸いです。
本年の本ブログに関する目標として、可能な限り高品質かつ短く読みやすいエントリーを、隔日程度のより高い頻度で更新させていただこうと考えております。

ところで、新年ということで、筆者は交通に関して根本的な疑問を提起させていただきます。
ひとは何のために乗り物に乗るのでしょうか?
結論から申し上げれば、より「はやく」移動するためです。
経済的な負担や安全性など、「はやさ」以外の要素は、制約条件に過ぎません。
このような基本的な考えから、本ブログのタイトルも「サクサクいこうよ!」とさせていただきました。

と、大見得を切らせていただいたものの、現段階において筆者が本格的な文献調査をおこなったわけではありません。ただ、古今東西の交通の歴史を概観するに、時代を下るにつれてよりはやく移動するためにもろもろの技術革新がなされたのは、疑う余地がほとんどないように見受けられます。それはたとえば、駕籠から人力車を経て自動車を用いたタクシーに移行したような、乗り物単体の最高速度の向上だけではなく、鉄道や高速道路の整備といったインフラの整備や、通勤電車の多ドア化や貨物輸送のコンテナ化などの直接移動に関わる局面以外での生産性の向上といったものも含まれます。また、日々移動を繰り返すわたしたちも、目的地によりはやく移動したいと望むのは、(移動するプロセスそのものをたのしむ目的を除けば)当然かつ自明の欲求だと考えます。だからこそ20世紀初頭以降現在に至るまで世界中でモータリゼーションが進んだのです。

しかし一方で、現実の交通システムにおいて、そういった欲求を妨げる要素も多々存在します。
それは、前2回のエントリーで論じたような事業者の怠慢であれば、今後論じるかもしれないトピックで採りあげるように、余計な政府規制や、他交通のエゴ、さらには単なる自然環境の制約や経済的なフィージビリティーということもあり得ます。そのような障害は、可能な限り除去されなければなりません。

筆者は最初のエントリーで鉄道と自転車にこだわる旨書きましたが、そのようなスタンスを常に念頭において記事を更新させていただく所存であります。なお、本エントリーにおいて、形容詞「はやい」とその派生語を用いるにあたり、2通りの漢字の当て字が存在しますが、その両方の用法を統一的に扱うために、あえてひらがなで「開いて」書かせていただきました。

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