おしい!広島県:アクセス急増…「自虐」観光PR大うけ

毎日新聞 2012年04月29日 11時41分(最終更新 04月29日 15時41分)

プロモーション動画で、タレントの有吉弘行さんが「おしい!広島県」を発表した場面=広島県提供
プロモーション動画で、タレントの有吉弘行さんが「おしい!広島県」を発表した場面=広島県提供

 広島県が3月から始めた観光キャンペーン「おしい!広島県」が反響を呼んでいる。豊富な観光資源と知名度の低さというミスマッチを逆手に取った自虐的な戦略が的中。プロモーション動画のある専用サイトのアクセスは、開設3週間で県観光サイトの月平均の1.5倍に上った。

 動画(http://oc-h.jp/)は約4分半あり、3月27日に公開された。毒舌が売りの同県出身タレント、有吉弘行さんが県観光大使に就任し、記者会見で「おしい!広島県」を発表する。これが報道陣に批判され、街頭では市民が反対のデモ行進を展開。しかし県出身の歌手、西城秀樹さんが「『おしい』は『おいしい』の一歩手前」と語って理解が広がり、「おしい」ブームが巻き起こるとのストーリーだ。

 店舗数は人口比で日本一なのに「広島風」と呼ばれるお好み焼きなど、広島の「おしさ」を歌に乗せてPR。元広島東洋カープ監督の達川光男さんら県出身の著名人と県民約650人がエキストラで参加している。制作費は約1000万円。

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