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経済
メガネのレンズ、錆びにくい刃物…福井の中小企業が原子力技術を活用
2012.4.30 21:46
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関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の行方に注目が集まる中、地元の福井県では日本原子力研究開発機構(茨城県東海村、JAEA)の研究成果を製品開発につなげようとする中小企業の動きが広がっている。東京電力福島第1原発事故以後、逆風下の原子力だが、その高度技術は日本のものづくりを発展させる可能性を秘めている。
JAEAは前身の核燃料サイクル開発機構時代の平成10年度から、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)などで蓄積した研究成果を民間企業に活用してもらう「成果展開事業」を開始した。
開発に必要な経費の半額(最高500万円まで)はJAEAが補助。対象は全国の企業だが、JAEAが地域共生の一環として福井県内で積極的に紹介していることから、これまでの実績79件のうち、福井県内が29件と約4割を占める。
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