ゴールドマンのオニール氏:円は25%過大評価-日本の黒字は終わりか
1月18日(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長は、円が恐らく25%過大評価されていると指摘し、日本が貿易・経常収支で黒字を確保できる時代が「終わったように見える」と述べた。同会長は10年前に中国など4大新興国を「BRICs」と命名したエコノミストとして知られている。
オニール会長はブルームバーグテレビジョンの番組「インサイド・トラック」のインタビューで、「日本は経常黒字を維持する能力を失いつつあるように見える。さらに1%の国債利回りや公的債務のGDP(国内総生産)比率が200%であることを考えると、円は恐らく少なくとも25%過大評価されている」と語った。
同会長は、日本国債のショートポジション(売り持ち)が利益を生む日が「ますます近づいている」と予想。「欧州の状況よりもずっと興味深い。欧州情勢は18カ月前には興味深いものだったが、今はそれほどではない」と付け加えた。
記事に関する記者への問い合わせ先:Eleanor Warnock in Tokyo at eleanorwarnock@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Brian Fowler at bfowler4@bloomberg.net
更新日時: 2012/01/18 13:37 JSTニュース一覧
注目のセクション