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台湾の立法委員 南沙諸島上陸
4月30日 23時28分

南シナ海の島々の領有権を巡り、関係国の間で互いをけん制する動きが活発化するなか、南沙諸島で面積が最も大きく、台湾当局が実効支配する島を与党・国民党の立法委員が訪れ、領有を誇示しました。

南沙諸島は、中国やフィリピン、ベトナムなど6つの国と地域が領有権を主張していますが、面積が最も大きい太平島は台湾当局が実効支配しています。
この島を、30日、馬英九政権の与党・国民党に所属する立法委員3人が軍の輸送機で訪問しました。3人は島に2時間半ほど滞在し、駐屯している海上保安当局の隊員らを激励したということです。
このあと、台北に戻った3人は記者会見を開き、「南シナ海の領土や主権を守り抜くため、政権がより積極的な政策をとるよう求める」と述べ、太平島の領有を誇示するとともに、実効支配を強化するよう訴えました。
南シナ海を巡っては、今月、中国とフィリピンが領有権を主張する浅瀬で、双方の艦船がにらみ合いとなったほか、フィリピンやベトナムが相次いでアメリカ軍との合同演習や訓練を行うなど、関係国の間で互いをけん制する動きが活発化しています。

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