財務省はなぜ増税路線を突き進むのか?
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『TPPに反対する理由』三橋貴明 AJER2011.8.23(1)
『TPPに反対する理由』三橋貴明 AJER2011.8.23(2)
今回は、珍しく経済学的な話(リカードの比較優位論とか、セイの法則とか)をしています。
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昨日のエントリーのUU数も、軽々と5万(PC+携帯)を上回っていました。なぜか、民主党代表選以降、UU数が底上げされた感じです。(理由はよく分かりません)
さて、野田氏が衆参両院本会議で日本国第95代首相に指名されたわけですが、いきなり度肝を抜いてくれました。
『幹事長に輿石氏 官房長官は岡田氏・藤村氏で調整
http://www.asahi.com/politics/update/0831/TKY201108300736.html
民主党の野田佳彦新代表(54)は30日、衆参両院の本会議で第95代首相に指名された。野田氏は挙党態勢を築くため、党運営を仕切る幹事長には小沢一郎元代表に近い輿石東(こしいしあずま)参院議員会長を、国会対策委員長には鳩山由紀夫前首相の側近である平野博文元官房長官を起用した。一方、野党との政策協議を担う政策調査会長には「脱小沢」路線の前原誠司前外相を充てた。内閣の要である官房長官には、自らに近い岡田克也幹事長か藤村修幹事長代理を充てる方向で最終調整に入っている。
民主党役員人事は31日の両院議員総会で承認され、新執行部がスタートする。新内閣の発足は9月2日の方向で調整している。
野田氏は30日、国会内で輿石氏と会談し、「幹事長は輿石先生しかいない」と要請。輿石氏は回答を保留したが、最終的に受諾した。参院議員会長は兼務する。幹事長代理には中間派の樽床伸二・元国対委員長を充てる。 』
日教組のドンを幹事長に持ってくるとは・・・・。
結局のところ、野田政権も「日教組に代表される『市民』」「中韓朝に媚びる人たち」「原理主義的緊縮財政派(※野田氏はここ)」「原理主義的構造改革派」「旧自民党田中派の最も悪い部分を引きずる人たち」と、日本の問題の「大元となっている日本人」が寄り集まる「デパート」としての状況は変わらなそうです。まあ、民主党自体がそうですから、当たり前なんですが。
増税路線を邁進する野田氏が首相の座についたことで、俄然、「財務省」という省庁がクローズアップされてきました。
わたくしも、今月末発売号のWiLLに掲載予定の「財務省亡国論」を皮切りに、同誌における連載で日本国民に「国民経済」を分かりやすく解説し、愚かな増税路線をさっさと打ち止めにするべく努力したいと思います。さらに、これまで、
「三橋は民主党の仕事だけは、一切受けません」
と宣言し、実際に受けたことはないのですが(もっとも、断ったことも一度しかないのですが)、今後は民主党内増税反対派(金子氏や松原氏など)の政治家さんからのお仕事の依頼は受けたいと思います。(まあ、依頼など来ないかも知れませんが、一応、書いておきます。)
ところで、
「なぜ、財務省はデフレを促進することが明らかな増税を実施しようとするのですか?」
上記の質問を、講演をするたびにされます。もちろん、財務省が増税しか考えない理由は一つではありません。
「中央政府の経理である財務省は、自らが差配できる予算が大きければ大きいほど、嬉しい」
「問題の主計局の局長の任期が極めて短期であるため(1、2年)、短期間に実績を出そうとしてしまう(長期の経済成長は考えない)」
「財務省に対抗できる省庁がなく、誰も暴走を止められない」
「東大法学部出身者ばかりで、バランスシートが分からない。マクロ経済の基本(デフレ期に増税すると減収になる)すら分からない」
などなど、色々とあるわけですが、やはり決定的なのは以下だと思います。
『(引用)なお、ここだけの話ですが、財務省が増税を好む理由は他にもあります。それは、財務省が差配するおかねは大きいほうがいいことと、増税で税率が高くなると必ず軽減措置という問題が業界から出てきて、それは財務省や役人が裁量するところとなり、利権が生まれるからです。軽減税率を与えたところにはその見返りで天下りが多くなる、ということがあるのです。(引用終わり)』
要するに、チャンネル桜の番組で上念氏が言っていたように、
「税金の額は出来るだけ大きく、仕組みは出来るだけ複雑に」
することにより、財務官僚「個人」が潤うという話で、言葉がでてきません。日本のデフレ深刻化の、少なくとも「一部の原因」は、財務官僚の個人の利益のためというわけです。
ところで、上記がどこからの引用かと言えば、明日、幻冬舎から発売になる高橋洋一氏と三橋の対談本『大震災で日本は金持ちになるか、貧乏になるか (http://www.amazon.co.jp/dp/4344020359/ )』からの、高橋氏の発言になります。
9月1日に一体、何冊の書籍を出すのか、と思われた方がいるかも知れませんが、これで打ち止めです。扶桑社「国民の教養
(http://www.amazon.co.jp/dp/4594064698/
)」、角川書店「黄金の復興計画 成長を阻む道路不要論から脱却せよ
(http://www.amazon.co.jp/dp/4048851047
)」と、上記幻冬舎の対談本で、計三冊になります。
もっとも、幻冬舎の本は対談本というよりは、高橋氏と三橋が交互に語る形式になっており、「会話的」な本ではありません。特に、高橋氏が財務省や日銀の国債引き受けや、国債整理基金など、「元・中の人」でなければまず分からない、財務省や日銀が最も国民に知られたくないことを語っていらっしゃるところは必読です。
それにしても、三橋と高橋氏は以前は「デフレ脱却の方法論」がかなり違ったのですが、相当に近づいてきました。
いずれにしても、わたくしはこれからも様々な方々とお会いし、お話を伺い、「事実」及び「データ」に基づく情報を発信し、日本の将来のために貢献したいと考えているわけです。
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