自民憲法改正草案:民主と差別化狙う 「保守回帰」強く

毎日新聞 2012年04月27日 23時32分

 自民党が27日に発表した新たな憲法改正草案で、自衛隊を「国防軍」、天皇を「国家元首」とするなど強い保守色を打ち出したのは、早期の衆院解散を求めながら政党支持率が低迷していることを背景に、「自民党の原点である保守」(幹部)に立ち返り、民主党との差別化を図る狙いがある。次期衆院選での保守層の支持拡大を意識するが、自民党の「保守回帰」ぶりに対し、公明党や自民党内からも懸念が出ている。

 「結党の原点に返らなければならない。(現行憲法は)日本人自身の手ではなく、占領下でつくられたことは厳然たる事実だ」。自民党の谷垣禎一総裁は27日、党本部での記者会見で、1955年の結党以来の党是である自主憲法制定への思いを強調した。

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

まいまいクラブ

毎日RT

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞のCM

毎日新聞Androidアプリ