GOMI-CON 2011 REPORT

第一回ゴミコンレポート

企業やNPOをふくむ22団体の皆様のおかげで、第一回のゴミコンを開催することができました。
約2年間の構想期間を経て、2011年7月1日より作品応募を開始し2ヶ月という短期間にもかかわらず、応募総数は101通。
とてもたくさんの方が、ゴミコンに参加されました。

GOMI-CON nominated:

2次審査を通り、コニカミノルタで展示された作品です。

GEXHIBITION AT KONICA MINOLTA:

コニカミノルタでの展示風景です。

応募総数101通の中から厳選されて入選展示されて15作品をコニカミノルタプラザにて
2011年10月23日~2011年11月1日の9日間、展示させて頂きました。
展示期間中はたくさんのご来場者様が、廃材からできた作品を興味深くご鑑賞されていました。

a)ゴミコンエントランス(コニカミノルタプラザ ギャラリーC)
b)ゴミコンに集まった廃材たち
c)壁面にディスプレイされたゴミコン展示作品
e)素材となったマンション広告廃材(提供:アクティブサイン)
f)ゴミコン展示作品(仄火-honoka 作:黒木千里)
g)ゴミコン展示作品(tarpaulin umbrella 作:西井和義)
h)ゴミコン展示作品(合板の積層を活かしたフラワーベース 作:山極博文)

Final presentation :

ゴミコン審査プレゼン会の様子。

会場に集まった10組の審査員はそれぞれが販売のノウハウを持ったショップバイヤーや企業の購入担当者です。
ゴミコン入選者たちはそれら審査員の前で、各々にアイデアを凝らしたプレゼンテーションをしました。

WINNERS:

15組のゴミコン入選者のプレゼンテーションが終わり、審査員からのコメントを頂きました。
そして、いよいよ結果発表へ。

グランプリ

見事グランプリを受賞した森田洋生さん(作品:tenban-tray)
ゴミコンディレクターの藤村育三氏より賞状が送られました。

アイデア賞を受賞した黒木千里さん(作品:仄火-honoka)
コニカミノルタプラザの高橋誠光氏より賞状が送られました。

小学館DIME賞を受賞した金塚雄太さん・三桶士文さん(作品:カタマク)
休日研究所所長の廣田晋氏より賞状が送られました。

Comments from winners :

グランプリ受賞の森田洋生さん

Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
A.空き缶、ペットボトル、新聞等の紙類以外の、普段リサイクルやエコとなかなか結びつかないゴミや廃材でも、さまざまな人のアイデアや価値観のフィルターを通すことで、多くの道具として生まれ変われる可能性があることに気が付かせて頂きました。
またこれだけ多くの素材がゴミや廃材として廃棄されている現実を知るきっかけにもなりました。
Q.なぜこの素材をえらばれたのですが?
A.まず落書きや、使い込まれることによって生まれる風合いに美しさを感じました。
また机の規格が決まっているので、素材としての品質が安定していて加工がしやすいところ、毎年かなりの量が廃棄されているところも学校机の天板を選んだ理由です。
Q.ゴミコンを選んだ理由を教えてください。
A.きっかけは、登竜門というデザインコンペ等を紹介しているインターネットのサイトで見つけたことです。
「必要なもの(売れる製品)を不要なもの(ゴミと呼ばれているもの)でつくるコンテスト。」というキャッチフレーズを読んで興味を持ち、応募を決めました。
Q.どうやって加工したのですか?
A.一枚の天板を切る前に電動ドリルで荒く彫り込みを入れた後、NCルーターという機械で底面をきれいに削りました。そうしたものを各トレーの大きさに切り分け、トリマーという機械でそれぞれのふちに丸みを付けて整え、最後にウレタンを吹き付け完成させました。

小学館DIME賞の金塚雄太さん・三桶士文さん

Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
A.廃材は日常生活ではあまり目にしないため、ゴミコン様が紹介された素材のラインナップを大変興味深く拝見させていただきました。一般的に廃材は加工が難しいですが、逆にその素材の特徴をうまく生かせば、新しいデザインが生まれる可能性を感じました。このような機会を設けていただき大変感謝しております。
Q.二人でアイデアを出すときの役割は?
A.厳密な役割分担はせず、お互い縫わずに裁断するのみのデザインというコンセプトのもと各自アイディアを出し合い、ブレストすることでデザインを決定しました。
結果的に多様なプロダクトとそれに見合ったディテールが生まれたと考えております。
Q.ゴミコンをどうやって知って、どうして参加する気になったか?
A.スイス留学時(金塚)に、FREITAGをはじめとしたアップサイクルの思想に出会い・共感し、いつか自分でも手がけてみたいと考えておりました。インターネットにて、本コンペの存在を知り、チャレンジしました。
Q.今後の課題があれば教えてください
A.端部処理などディテールをさらに詰め、使い心地や耐久性などプロダクトとしての完成度を上げていく必要があります。そのために、テント生地製造工場など見学し、素材の特徴をより理解していきたいと思っております。

アイデア賞の黒木千里さん

Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
A.発表者、企業の皆様のご意見を聞いて非常に刺激を受けました。
プレゼン者には普段からプロダクトデザイン、建築などのお仕事をされていらっしゃる方が多く、その作品にそれぞれのノウハウや考え方が反映されていて、同じ「廃材」という括りの材料からとても完成度の高い「プロダクト」が生み出されていることに、とても感動し、改めてデザインってすごい!これからもデザイン・クリエイトに関わっていきたい、と感じました。
Q.レジ袋に着目したきっかけは?
A.私は一人暮らし暦が結構長かったので、ゴミ袋にする為に日常的にレジ袋をストックしていて、今回「ゴミコン」と聞いてまず連想したのが、ゴミ袋→レジ袋という図式でした。そして改めてじっくり見てみると、色や柄・素材感がとてもおもしろく、何か魅力的なものが作れそうな気がしたのがきっかけです。
Q.審査員からの指摘を受けて感じたことは?
A.「廃材」をいかに社会で利益を生み出すものにできるか、「アイデア」「アート」で留まるのではなく、コスト・プロモーションまで詰めてトータルで売れる「プロダクト」にできるか、という考えがまだまだ私には足りなかったな、と皆様のご意見を聞いて思いました。
私が買う立場だとしても「廃材を元にしているから」ではなく、「かっこいいから」「キレイだから」という気持ちからしか購入意欲は沸かないと思うし、そのモノの背景を知らなくても欲しいと思えるまで完成度を高めることが必要でした。
ただ、私はビジュアルデザインを学んでいたということもあって「スマートでかっこいいプロダクト」よりは、どちらかといえば有機的でアートの方に近いものを考えてしまいがちなのですが、今回アイデア賞を頂けたのはその特徴を審査員の方々が評価して下さった結果だと思うので、それらをどうすれば自分の中だけで簡潔するものではなく、多くの人に魅力的だ、と思われるデザインにすることができるか、という点を突き詰めて今後のデザインワークに繋げていきたいと思います。
Q.ネーミングはどのように考えたのですか? 
A.制作段階から「和」的なモノを少しイメージしていたので、漢字を使いたかったのと、点灯したときにやわらかく光を通す様子を表したくて、「ほのかに照らす灯り」という意味で「仄灯-honoka-」としました。また、前面に「エコ」を押し出すのではなく人の生活になにげなく寄り添うくらいのほんのりした灯り、という意味も込めています。

Message from Judges :

coming soon

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