第一回ゴミコンレポート
企業やNPOをふくむ22団体の皆様のおかげで、第一回のゴミコンを開催することができました。
約2年間の構想期間を経て、2011年7月1日より作品応募を開始し2ヶ月という短期間にもかかわらず、応募総数は101通。
とてもたくさんの方が、ゴミコンに参加されました。
GOMI-CON nominated:
2次審査を通り、コニカミノルタで展示された作品です。
リサイクルアクリルボウル/ HIDEASH
不用になったアクリル板に熱を加えてボウル状にしました。
さまざまな柄のアクリル板を使ってほぼ一点ものです。
ライフスタイルに溶け込むような使い方が提案できます。
なべ敷き(きっちんぺっちん) / 西垂水 敦
ぺっちんを使ったキッチンシリーズ
なべ敷き
ダイニングチェア / 前野 宮希
一般名称は椅子です ダイニングチェアになります
使用している素材は消防用のホースと型枠用のカラー合板です
実寸で試作品のようなものを作ってみました
寸法は高さ1070mm幅475mm奥行き650mm座面までの高さ430mm
素材を手に入れた場所は潰れた工場です
工場に備え付けのホースと建築関係の工場だったので使い終わった合板の状態のいいものを譲り受けました
コンセプトは消防用のホースを今までに見たことがない使い方をしようということです
ホースを切ってその中に綿を詰めてクッション性を上げて縦方向に背もたれと座面にしたら面白いと思いつくってみました
プロンプリュム (PlumbPlume) / satsu
一般名称:ペンダントランプシェード
使用した素材:テント生地(東京ドーム屋根の生地)
寸法(L x W x H):o25.5cm x 50cm
コンセプト:
テントは雨風をしのぐシェルターとなる。テントと同じ"覆う"ものを考えたかった。水や火は通さないが、光を通すという素材の特徴を生かして、光源を"覆う"ランプシェードを考えることにした。
星空を見るとき、空が半球に見え、それはまるで大きな円天井のようである。円天井は空を表わしている。エマーソンは、ケンタッキー州の洞窟の中のスター・チェンバーと呼ばれるところで見た"星空"について、「イリュージョン」の中で書いている。
ランプの名前「プロンプリュム」(plumb : 鉛、plume : 羽)は外側から見たときは、雨滴のように落ちてきそうであるが、下側からは、上へ向かっているという、重さと軽さを対比させたものである。下からランプシェードを見るとき、それは、円天井=空の縮図であり、開けられた穴は星を表わす。
大きなドームを作っていた素材の小さな端布を使って、より大きなドーム=空が、ミニチュアで表わされるとき、小さいが細密な画面に無限に大きな世界が表現されている、16~17世紀のオランダ・ミニアチュールのように、ランプシェードのミニチュア世界は、再び大きなものとなる。
点(穴)が規則的に並んでいることは、このランプが自然のものでないことを思い出させる。
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズなキャリーバッグ / ttim
一般名称/キャリーバッグ
コンセプト/悪天候や長期の使用にも耐えられる素材はショッピング用キャリーバッグに
最適だと思いました。カラフルな色で買い物も楽しくなりそう。
使用した素材/マンション用宣伝シートターポリン
寸法/W38×D32×H100cm
tarpaulin umbrella / デザイン事務所Scene
作品の一般名称:傘
コンセプト:傘布がターポリン生地の傘。雨、風、日差しなどの環境に強く汚れも落ちやすいというターポリンの材料特性を生かしたtarpaulin umbrella。
また、傘布の同じ組み合せがないため自分の傘を外出先で見つけやすい。
使用素材、廃材:マンションの宣伝用シート
寸法:約100cm
tenban−toray / 森田洋生
一般名称:お盆、トレー
コンセプト;使い込まれた美しさと新たな機能の融合
使用素材;学校備品の天板(木材)
寸法;大(幅440、奥行き300、高さ20)中(幅330、奥行き250、高さ20)小(幅100、奥行き250、高さ20)
説明;一枚の学校机の天板を切って削り込むことで、無駄な端材をほとんど出すことなく三種類のトレーを作ることが出来ます。
大サイズは食器を運ぶお盆として、中サイズはa4サイズが丁度入る寸法なので書類やレタートレイとして、小サイズはペンや小物を置くトレーとして最適です。
また使い込まれた部分をあえて残すことで木の持つ様々な表情を楽しめるようデザインしました。
還る机 / manae
【一般名称】プランター、花壇
【コンセプト】かつて学びの場として使われていた学童用の机椅子を全く別のカタチで甦らせ知恵の植物として繁茂させる。
【仕様素材】小学校で使われていた机/椅子 サイズは机、椅子のサイズに準ずる
机の上の板を枠状に切り取って土をいれている。椅子は背もたれ部分に別途プランターを掛け利用する。ツタなど様々な種類の植物を植えることが出来る。
かつて人が使っていた建物やものに植物が生き生きと芽生え覆っていく様子はとても美しい。
廃校にて学校給食を出すレストラン等でもつかってほしい。
ハニービーライト / 西村耕一
ハチの巣をイメージしたペンダントライトです。
ガス管の端材を集めて制作しました。
世界基準でもあるこのガス管の「光を通す」ポリエチレンであるという点に着目し、照明器具としての再利用はユニークなのではないかと考えました。
また、ガス管自体の「黄色」のカラーを活かし、これらを集合させることでまるで、いびつな「ハチの巣」に思えた事から「ハニービーライト」と命名しました。
天井からぶら下げた様を客人が見たら、ハチの巣が頭上にあると錯覚し、驚かれるかもしれません。
シートベルトGS / showgenz
ギターストラップ
コンセプト
シートベルトでギターストラップを作れば丈夫だろうと考え、さらにスニーカータグを使い面白いデザインになりました。チャリティーコンサートなどのイベントでアーティストに使ってもらい販売できればと考えています!今の日本を応援する意味も込めStanD uP NippOn!のロゴを入れます!
素材 シートベルト
寸法 140×5cm
がまぐち / *kaho*
がまぐち
使用廃材 バレーボール
サイズ 7cm×8cm
ちょっとした時に小銭を持ち歩けるがまぐちを作りました。ボールの丸みでふっくらとした手触りになってます。
仄火-honoka- / kurokichi
一般名称:照明
使用素材:スーパーのレジ袋
サイズ:30cm×30cm~45cm×45cm
スーパーでいつも貰うレジ袋でつくった照明です。
よく見ると様々な柄・色のバリエーションがあるレジ袋。捨ててしまったり、ゴミ袋として使う以外に、もっと長生きさせる方法はないか・・・という思いから生まれました。
やわらかく光を通す、透明感とハリのある素材を生かして、糸で縫うことでいろいろな表情をつけています。
やわらかに、仄かに生活を照らす、地球にやさしい灯り、
「仄火-honoka-」です。
端ノ座 / tact yamamoto
「端ノ座」は、寄木のようにして箸の端材をくっつけてできる器です。
箸の端材であるぺっちんは単なる木片ではなく、よく見れば箸になる前にうっすら傾きが付いています。
その傾きをつなぎ合わせると、丁度球体の一部を切り取ったような曲面ができます。
素材の元々のかたちを生かして生み出すことで、加工数を減らすこともできます。
寄木のように小さな木片も、多様な表情が集まることで美しい器ができています。
バボちゃんキーフォルダー / dekill
カラフルなバレーボールでキーフォルダーを提案します。
小銭が入る小銭入れ仕様です。
バボちゃんの柄や、その他のマークの柄がリアルにデザインになり、がっちりしているのでとても開けやすく実験した結果とても使いやすいキーフォルダーになりました。
素材を縫うことが至難な業の為、縫製することなくカットのみで
製作でき、なおかつ使いやすいです。 ボールの丸みもデザインとしてマッチしています。
サイズ 80x80x20 (カラビナサイズは除く)
素材 バレーボール
メッシュバック / dekill
穴あきターポリンでバックを作りました。
ブリーチで色を落として遊んでみました。面白いデザインになります。糸の太さや、色で色々なバージョンが出来そうです。
サイズ 650*400
素材 穴あきターポリン
tenkyu(てんきゅう) / Taiyo
廃電球を再利用したコケの栽培ケース。白熱電球はフィラメントが切れてしまうと使い物にならない。しかも、ゴミとして出してもこれといったリサイクルはされずに処分される。私はあるとき、もう点かなくなってしまった電球を新しい電球と替えていた。そのとき普段そこまで意識しなかった電球の美しさに改めて気付かされた。捨ててしまうということ以外に行き場をなくしてしまったこの電球で何か生み出せないか、と思ったのが今回の事の発端である。LEDの登場でますます引退の道を歩んでいる白熱電球だが、熱を帯びて光っているあの美しさを誰しも一度は感じたことがあるだろう。また、その美しさというものは、光るということだけにある訳ではない。白熱電球が持つあのシルエットがなんともいえない味を出している。白熱電球をモチーフにしたデザイン雑貨やグラフィックが今も尚、数多く存在し、作り続けられているのも白熱電球が数多くの人から愛されている証拠であろう。私もまた白熱電球を美しく思う。そしてその美しさの中に何かを閉じ込めたくなった。電球の中でしか存在し得ない世界、そこに生存する生き物。ぶら下がった球体の中にある世界。二つ、三つぶら下げる事により、様々な星が生まれ、それは宇宙になる。
コケの飼育には適度な湿度を保つことが非常に大切だが、電球はコケを育てる上で、適度の湿度を保つ事ができる。時々水を少量やるだけで良い。また、コケというと日陰に生えているような想像してしまうかもしれないが、陽の光を必要とするコケにとって、電球の中は居心地のよい空間になるようにも思える。また、コケだけではなく水を入れて、水草を育てることもできる。
電球の中に存在する世界を是非味わって頂きたい。
廃をHIGHに! 廃材をHIGH 文具に! / ギマトモタツ
「企業の社会貢献」という形で 企業メーカーの廃ダンボールを使い、ゴミコンとコラボレーションという形で紙文具を製作、販売を行う。
【全体の流れ】
● 企業から排出される廃ダンボールを資源ゴミとして出すのではなく、それらを使って新しい商品展開を行う。
● 社会貢献の一つとしてHIGH文具を製造。
*社会貢献とは、企業としてゴミの削減努力、新しい雇用の創出、ゴミの再利用、環境教育としての新しい提案。
● 製造の際に出るゴミも、再生紙として処理する事ができ、また、出来た商品も通常のリサイクルの流れに戻す事が可能。
● 商品を販売を行う事により、新しい資金を得て、社会貢献を継続できるよう努力する。
【廃ダンボールから商品になるまでの流れ】
● 通常ダンボールは紙が「層」になった状態ですが、考案した廃ダンボールを再利用する新しいアイデア、SIMPLE PAPER 製法 を使用することにより、層になっているダンボールを一枚一枚に分離する事ができます。
それはシンプルな製法でシンプルな紙を作る技術です。
*SIMPLE PAPER 製法 :ギマトモタツ考案
● 製造作業は、とてもシンプルなので、障害者施設の作業所、高齢者の方々も交えて行うことを目標とする。
● 廃ダンボールの回収は企業の協力を得る。もしくは、回収の段階から仕事として作業所と連携する。
● SIMPLE PAPER製法で出来た紙のみを使い、ノートや便箋、そしてポストカードなどの紙文具を製作、販売を行う。
番付 ペーパーバック / HIDEASH
紙袋のデザインの提案
新聞で作ったバックの表面を 大相撲の番付表で作成しました。
漢字が多いので 海外出身者で日本の漢字に興味がある人々に需要が出ると思います。
また お経の紙バック楽しいので提案します。
一般名称:紙袋
使用した素材:古新聞、広告、番付表など
サイズ:紙のサイズによって変わります。
写真のサイズ 160x140 (小さめに作成しました)
セーフティーワークエプロン / 土田泰子
エプロンは作業用としても使われるように、とても丈夫さを求められます。
私自身制作用のエプロンや、服が貫通して、よくけがをしたりします。
シートベルトはとても丈夫で、かつ伸縮性のないものなので、
作業用エプロンの素材として適していると思います。
Color Tower / ブドウ
サーフボードの残り樹脂を使用した、ジェンガになります。
1ピース(75mm x 25mm x 15mm)
積み上げ時(75mm x 75mm x 240mm)(全48ピース)
塗料が層になっている立体としての魅力を残しつつ、
様々な形に応用し楽しめ、センターピースにもなる物がコンセプトです。
細かく分けることで、表面積が増えよりたくさんの層を見ることが出来ます。
ジェンガを組み立てる動作は、絵を描くということを三次元に置き換えたものと捕らえることができ、ジェンガを積み上げることにも新しい楽しさが生まれます。
そして、鮮やかな色のピースが動的なジェンガにさらに活力を与え、倒れるときの色の散乱も魅力的なものになります。
パラボラン(パラボラなインテリア計画) / iscrap
ケーブルネットワークの普及からか、BSのパラボラアンテナのお皿がやたら廃棄されているようで、こんなナイスな素材を捨てるなんてもったいないと思い、パラボラ皿なるもののイメージを撮影して送ります。平皿ってなかなかよいのがなくて、このパラボラが、程よくいいサイズでした。しっかり脚をつけて完成すれば、ミッドセンチュリー系のインテリアにマッチするような気がします。夏には涼を楽しみ、秋には紅葉を浮かべて楽しんだりする(料亭?)のもいいかと・・・
応募写真はイメージをふくらませるために撮影したもので、手を加えていない状態です。
制作
1.短品で使う場合は、写真にあるように使用。台座は違う廃材(木)でアレンジし安定感を出します。
2.いろいろな大きさのアンテナ皿を着色し床にレイアウトするディスプレイ素材として活用できるものをつくります。
3.溝をつけた一本の柱に複数枚取付け、収納棚も考えています。
(UP)meishi-ire / (UP)cycled
{Ucycled} アップサイクルは 捨てられる運命にある古い品を再(RE)利用することにより、その素材、その品を活用して新しい用途、美しさを与えるというデザイン(UP)にチャレンジする活動を行っています。ビニール ・コレクションは利用済みのレジ袋から作られています。その一つ、一つの袋のデザインやカラーから生まれる(UP)meishi-ireはユニークで世界に一つしかないもの。
現代では温暖化が話題となっている中で私たちの身近でできることがないかと考え始めたところ、目に入ったのが一つのレジ袋。 そして、レジ袋の利用が環境問題にどれくらいつながっているか知らされた。レジ袋1枚につき約20mlの石油を使うため 年間300億枚×20ml=60万キロリットル(2リットルのペットボトル30億本分)の石油が使われている。まさに、便利さのために使われているレジ袋が温暖化につながっているのだ。その、ビニール袋を工夫する事によって(UP) ビニール・コレクションが誕生した。
ビニール・コレクションの(UP)meishi-ireは持続可能な商品を求めているクールな人にぴったりでクールな(UP)meishi-ire.身近でみる人の中で一つの話題になるにちがいはないでしょう。
(UP)saifu / (UP)cycled
{Ucycled} アップサイクルは 捨てられる運命にある古い品を再(RE)利用することにより、その素材、その品を活用して新しい用途、美しさを与えるというデザイン(UP)にチャレンジする活動を行っています。ビニール ・コレクションは利用済みのレジ袋から作られています。その一つ、一つの袋のデザインやカラーから生まれる(UP)saifuはユニークで世界に一つしかないお財布。
現代では温暖化が話題となっている中で私たちの身近でできることがないかと考え始めたところ、目に入ったのが一つのレジ袋。 そして、レジ袋の利用が環境問題にどれくらいつながっているか知らされた。レジ袋1枚につき約20mlの石油を使うため 年間300億枚×20ml=60万キロリットル(2リットルのペットボトル30億本分)の石油が使われている。まさに、便利さのために使われているレジ袋が温暖化につながっているのだ。その、ビニール袋を工夫する事によって(UP) ビニール・コレクションが誕生した。
ビニール・コレクションの(UP)saifu は持続可能な商品を求めているクールな人にぴったりでクールな(UP)saifu .身近でみる人の中で一つの話題になるにちがいはないでしょう。
PE Pipe Hanger / junjazz
ポリエチレン製のガス管を使ったハンガー(衣服用)です。
ワイヤーハンガーをはじめ廉価なハンガーに服を掛けると肩のあたりに尖った跡がついてしまいます。しかし太い木のハンガーなどは高価。
そこで、熱で簡単に切ることが出来るポリエチレン製ガス管は温めれば簡単に曲げることが出来るのではないかという所に注目しました。
ただパイプを曲げただけのハンガーですが、廉価で衣服も型崩れせず高価なハンガーにありがちないらない重量感も無くなりました。
ガス管の表面にある点線も衣服の縫い目のようでイメージがシンクロします。
私はこのハンガーが高価な木のハンガーより優れていて、リサイクルだけでなくエコにも繋がることを期待します。
カタマク / 三桶士文、金塚雄太
カタマク【型膜】
katamaku series
スタジアムの建設時にでてくる膜屋根の端材から、様々なデイリープロダクツをデザインしました。
■素材の特性を生かしたデザイン
折れ曲がりにくく、耐久性、耐水性のある丈夫なテント生地の特性を生かして、生活の中でハードユーズするプロダクトを選択しました。また、着色前のレザーのような色ムラや、長年使用していくうちに付着する汚れも素材の特徴として捉えることで、世界に一つしかない味のあるテクスチャーに変化していくでしょう。
■加工性を考慮したデザイン
テント生地の丈夫な特性は、一方で加工が難しいという短所でもあります。そこで、本プロダクトでは、縫製は一切せず、裁断とプレス加工のみで生産できるようにしました。このような加工上の特性を生かして、ステッチ等の余分な要素を省いたシンプルで飽きのこないデザインとしました。製品は折り畳んだり、差し込んだりするだけの簡単な操作で組み立てることが可能です。
■多様なサイズ展開による材料の有効活用
ノート、ドキュメントフォルダー、手帳、スマートフォンケース、カードフォルダーなど様々なサイズの製品を展開することで、不定形な生地から効率的よく製品を裁断でき、最終的な端材の量を抑えることが可能です。また、材料同士をつなぎ合わせていく事で、鞄や収納など大きなサイズのプロダクトにも対応する事が可能です。
■外寸法(W×H×D)
#1:書類ケース(A5) W148.0 × H210.0 × H10.0 (mm)
#2:ノート:W182.0×H257.0×D4.0(mm)
#3:手帳:W108.0×H180.0×D15.0(mm)
#4:スマートフォンケース:W65.0×H135.0×D10.0(mm)
#5:カードフォルダー:W100.0×H65.0×D5.0(mm)
その年のデニムでつくるカレンダー / Kanari Ryu
毎年変わる綿の割合などによって決められる、その年のデニム生地を使ったカレンダーをデザインしました。
生地のもととなる綿は原産国の出来具合により毎年割合を変化させ、その綿を使いその年のデニム生地が決められています。
さらにデニム生地には色落ち加工やエイジング加工がされており、一枚一枚のデニムスワッチはそれぞれちがった表情を見せてくれます。
そんなデニム生地がカレンダーとして日常に見られる風景は、いままで使われていなかった廃材が日常風景に溶け込む風景となるのではと考えます。
ゴミと呼ばれてしまう素材を、いかに日常に溶け込むものとしてデザインするかを考えたプロダクトの提案です。
合板の積層を活かしたフラワーベース / yamadesign
合板は身近な様々な場面で使用されています。
そして、その製作過程ではさまざまな合板や突き板の廃材がでます。
また使用済みの学童机などのような家具類にも合板は多々使用されています。
そんな廃材となった合板ですがある程度のサイズ以下になったものは
現状では、ほぼ廃棄されているというのが現状です。無垢材に関しては
小さくなっても無垢材ということで、小物などに再利用されることが
多くなってきています。
しかしながら、合板は積層することによって無垢材の反りや割れ
といった欠点をカバーしている材でありますが、
いざ廃材となったときにはその積層が小物を作る際に逆
に再利用を難しくしています。
そこで、その積層を逆に模様として捕らえ、
小さな小物として蘇らせようと卓上の一輪挿しを提案いたしました。
いらなくなった合板を積み重ねて円錐状に削り出し、シンプルな形状とし、
その積層が楽しめるデザインとしています。
合板によってその木口の見え方も様々なので、
おもしろく美しい断面となるでしょう。
花を挿す部分にはガラス管を使用する、または樹脂を含浸させて固める
などします。
サイズは、モノとして気軽に使用していただけるように
直径50~60ミリ程度、高さ100~200ミリ程度で
大、中、小くらいのサイズバリエーションを持たせた卓上サイズとします。
玄関や、食卓など生活にちょっとした心地よさを
もたらしてくれるアイテムとしたいと考えます。
outstay / elephantlife
GEXHIBITION AT KONICA MINOLTA:
コニカミノルタでの展示風景です。
応募総数101通の中から厳選されて入選展示されて15作品をコニカミノルタプラザにて
2011年10月23日~2011年11月1日の9日間、展示させて頂きました。
展示期間中はたくさんのご来場者様が、廃材からできた作品を興味深くご鑑賞されていました。
a)ゴミコンエントランス(コニカミノルタプラザ ギャラリーC)
b)ゴミコンに集まった廃材たち
c)壁面にディスプレイされたゴミコン展示作品
e)素材となったマンション広告廃材(提供:アクティブサイン)
f)ゴミコン展示作品(仄火-honoka 作:黒木千里)
g)ゴミコン展示作品(tarpaulin umbrella 作:西井和義)
h)ゴミコン展示作品(合板の積層を活かしたフラワーベース 作:山極博文)
Final presentation :
ゴミコン審査プレゼン会の様子。
会場に集まった10組の審査員はそれぞれが販売のノウハウを持ったショップバイヤーや企業の購入担当者です。
ゴミコン入選者たちはそれら審査員の前で、各々にアイデアを凝らしたプレゼンテーションをしました。
WINNERS:
15組のゴミコン入選者のプレゼンテーションが終わり、審査員からのコメントを頂きました。
そして、いよいよ結果発表へ。
グランプリ
見事グランプリを受賞した森田洋生さん(作品:tenban-tray)
ゴミコンディレクターの藤村育三氏より賞状が送られました。
アイデア賞を受賞した黒木千里さん(作品:仄火-honoka)
コニカミノルタプラザの高橋誠光氏より賞状が送られました。
小学館DIME賞を受賞した金塚雄太さん・三桶士文さん(作品:カタマク)
休日研究所所長の廣田晋氏より賞状が送られました。
Comments from winners :
グランプリ受賞の森田洋生さん
- Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
- A.空き缶、ペットボトル、新聞等の紙類以外の、普段リサイクルやエコとなかなか結びつかないゴミや廃材でも、さまざまな人のアイデアや価値観のフィルターを通すことで、多くの道具として生まれ変われる可能性があることに気が付かせて頂きました。
またこれだけ多くの素材がゴミや廃材として廃棄されている現実を知るきっかけにもなりました。 - Q.なぜこの素材をえらばれたのですが?
- A.まず落書きや、使い込まれることによって生まれる風合いに美しさを感じました。
また机の規格が決まっているので、素材としての品質が安定していて加工がしやすいところ、毎年かなりの量が廃棄されているところも学校机の天板を選んだ理由です。 - Q.ゴミコンを選んだ理由を教えてください。
- A.きっかけは、登竜門というデザインコンペ等を紹介しているインターネットのサイトで見つけたことです。
「必要なもの(売れる製品)を不要なもの(ゴミと呼ばれているもの)でつくるコンテスト。」というキャッチフレーズを読んで興味を持ち、応募を決めました。 - Q.どうやって加工したのですか?
- A.一枚の天板を切る前に電動ドリルで荒く彫り込みを入れた後、NCルーターという機械で底面をきれいに削りました。そうしたものを各トレーの大きさに切り分け、トリマーという機械でそれぞれのふちに丸みを付けて整え、最後にウレタンを吹き付け完成させました。
小学館DIME賞の金塚雄太さん・三桶士文さん
- Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
- A.廃材は日常生活ではあまり目にしないため、ゴミコン様が紹介された素材のラインナップを大変興味深く拝見させていただきました。一般的に廃材は加工が難しいですが、逆にその素材の特徴をうまく生かせば、新しいデザインが生まれる可能性を感じました。このような機会を設けていただき大変感謝しております。
- Q.二人でアイデアを出すときの役割は?
- A.厳密な役割分担はせず、お互い縫わずに裁断するのみのデザインというコンセプトのもと各自アイディアを出し合い、ブレストすることでデザインを決定しました。
結果的に多様なプロダクトとそれに見合ったディテールが生まれたと考えております。 - Q.ゴミコンをどうやって知って、どうして参加する気になったか?
- A.スイス留学時(金塚)に、FREITAGをはじめとしたアップサイクルの思想に出会い・共感し、いつか自分でも手がけてみたいと考えておりました。インターネットにて、本コンペの存在を知り、チャレンジしました。
- Q.今後の課題があれば教えてください
- A.端部処理などディテールをさらに詰め、使い心地や耐久性などプロダクトとしての完成度を上げていく必要があります。そのために、テント生地製造工場など見学し、素材の特徴をより理解していきたいと思っております。
アイデア賞の黒木千里さん
- Q.ゴミコンに参加してみてどのように感じたか?
- A.発表者、企業の皆様のご意見を聞いて非常に刺激を受けました。
プレゼン者には普段からプロダクトデザイン、建築などのお仕事をされていらっしゃる方が多く、その作品にそれぞれのノウハウや考え方が反映されていて、同じ「廃材」という括りの材料からとても完成度の高い「プロダクト」が生み出されていることに、とても感動し、改めてデザインってすごい!これからもデザイン・クリエイトに関わっていきたい、と感じました。 - Q.レジ袋に着目したきっかけは?
- A.私は一人暮らし暦が結構長かったので、ゴミ袋にする為に日常的にレジ袋をストックしていて、今回「ゴミコン」と聞いてまず連想したのが、ゴミ袋→レジ袋という図式でした。そして改めてじっくり見てみると、色や柄・素材感がとてもおもしろく、何か魅力的なものが作れそうな気がしたのがきっかけです。
- Q.審査員からの指摘を受けて感じたことは?
- A.「廃材」をいかに社会で利益を生み出すものにできるか、「アイデア」「アート」で留まるのではなく、コスト・プロモーションまで詰めてトータルで売れる「プロダクト」にできるか、という考えがまだまだ私には足りなかったな、と皆様のご意見を聞いて思いました。
私が買う立場だとしても「廃材を元にしているから」ではなく、「かっこいいから」「キレイだから」という気持ちからしか購入意欲は沸かないと思うし、そのモノの背景を知らなくても欲しいと思えるまで完成度を高めることが必要でした。
ただ、私はビジュアルデザインを学んでいたということもあって「スマートでかっこいいプロダクト」よりは、どちらかといえば有機的でアートの方に近いものを考えてしまいがちなのですが、今回アイデア賞を頂けたのはその特徴を審査員の方々が評価して下さった結果だと思うので、それらをどうすれば自分の中だけで簡潔するものではなく、多くの人に魅力的だ、と思われるデザインにすることができるか、という点を突き詰めて今後のデザインワークに繋げていきたいと思います。 - Q.ネーミングはどのように考えたのですか?
- A.制作段階から「和」的なモノを少しイメージしていたので、漢字を使いたかったのと、点灯したときにやわらかく光を通す様子を表したくて、「ほのかに照らす灯り」という意味で「仄灯-honoka-」としました。また、前面に「エコ」を押し出すのではなく人の生活になにげなく寄り添うくらいのほんのりした灯り、という意味も込めています。
Message from Judges :
coming soon