現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事
2011年9月22日0時50分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

福島第一原発、建屋に地下水3万5千トン流入

関連トピックス

図:原発敷地内の汚染水量の推移拡大原発敷地内の汚染水量の推移

 東京電力福島第一原発で、敷地内の建屋などにこれまでに流れ込んだ地下水の累積は約3万5千トンと見積もられることがわかった。大雨のシーズンを迎え、地下水の流入を抑えながら汚染水があふれ出すのも防ぐ微妙な水の管理が必要になる。

 東電が汚染水を浄化して注水する循環注水冷却を始めた6月末時点で、1〜4号機の建屋と集中廃棄物処理施設の高濃度汚染水の量は約12万1千トンだった。3カ月間の浄化処理の後、本来なら約6万トンに減るはずだったが、実際には約9万8千トンが残っている。

 東電はその差から、外から供給した冷却水を差し引いた約3万5千トンの大半は、建屋の亀裂などを通じて流入した地下水とみる。1日あたりの流入量は200〜500トンという。

 地下水が流入するのは、地下水位が建屋内の汚染水位より高いためだ。汚染水を一気に減らすと、地下水位との差が広がり、地下水の流入量が増える。反対に差を縮めると、大雨などの際に雨水が流入して汚染水位が一気に上昇、地下水位を上回って放射能汚染水が外にあふれだす。

 このため、水位の微妙な管理が必要になる。東電は、汚染水の水位を地下水位の下1メートル程度に維持しようと試み、同時に地下水をくみ上げるポンプも復旧させるという。

 東電の松本純一・原子力・立地本部長代理は「地下水が流れ込むと処理する汚染水の量が増え、廃棄物も増える。流入量を減らすため、建屋の水位をある程度保ちながら水処理を進めていく」と話す。

 東電は21日、同原発の高濃度放射能汚染水浄化装置の直近1週間(9月14日〜20日)の稼働率は46.0%だったと発表した。前週に比べて約37ポイント低下。約2日、装置を止めたことや、本来の約6割の処理量で稼働させているため。(今直也)

検索フォーム

おすすめリンク

原発がなくなったら、住民の生活や地域経済はどうなるのか。廃炉が進む欧州の各地を訪ねた。

阿鼻叫喚の事態が起こりうる首都圏直下型地震。地震のプロたちはどう備えているのか。

東京都など首都圏自治体に広がる「東電外し」。だが、自治体の足元に思わぬ“伏兵”が…。

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

あの日、新聞はこう伝えた購読者は全文読めます

紙面イメージ

震災直後1週間の紙面を配信中

震災直後の1週間の新聞紙面から厳選した72ページを紙面ビューアーで配信(このコンテンツは購読者限定です)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

朝日ジャーナル わたしたちと原発

「朝日ジャーナル わたしたちと原発」表紙画像

「制御できない」放射能の脅威

高橋源一郎、児玉龍彦、大熊由紀子×鎌田慧、小島慶子、天野祐吉など執筆陣が語る原発問題(表紙デザイン:箭内道彦)

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧

【東日本大震災】救援募金を受け付け中

●銀行振り込み
三井住友銀行新橋支店(店番216)普通2133184
【口座名】朝日新聞厚生文化事業団災害口
●郵便振替
「朝日新聞厚生文化事業団」(00110・8・449253)