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湾丸ごと「クジラ牧場」に=東京ドーム6個分−和歌山・太地町

湾丸ごと「クジラ牧場」に=東京ドーム6個分−和歌山・太地町

 イルカの追い込み漁で知られる和歌山県太地町で、一部の湾を「クジラ牧場」にする構想が持ち上がっている。湾の入り口を網で仕切り、イルカや小型クジラを「放牧」。一緒に泳いだり、カヤックで回遊したりしながら、クジラたちと触れ合える海のサファリパークにしたいという。同町は今後、沿岸管理者の県や湾内の真珠養殖業者らと交渉を進め、5年後をめどに事業化を目指す方針。水産庁は「こうした試みは他では聞いたことがない」としている。
 構想が浮上しているのは、同町北西部に位置する森浦湾の一部で、広さは東京ドーム約6個分の約28ヘクタール。住民の代表らで構成するまちづくり協議会がまとめた構想図によると、海水浴場や干潟が続く自然公園として整備し、ここに町周辺で捕獲したゴンドウクジラやバンドウイルカなどを放すという。大型クジラの飼育も可能かどうか検討する。(2012/04/28-05:40)


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